今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!
ロジャー・デュボアザンさんの絵本『ワニのクロッカス なにができる?』が出版されました。翻訳はこみやゆうさんです。
ワニのクロッカスは、様々な動物が暮らすスイートピーさん夫妻の農場に住んでいます。ある日、仲間の動物たちからそれぞれの特技や大事な役割を聞いて、自分には何もないと落ち込みますが…。クロッカスは自分にしかできないことを見つけられるのでしょうか?
クロッカスを始め、農場の動物たちは皆、カラフルで表情豊か。動物たちの楽園のような農場の様子を見るだけでも、気持ちが晴れ晴れしてきますよ。
<訳者・こみやゆうさんからのコメント>
本作は、80歳で亡くなったデュボアザンの最後の作品です。デュボアザンの作品には「きみはきみ、ぼくはぼく、ちがってあたりまえ。それを認め合って生きていこうよ」という本が多いのですが、本作も同様のテーマです。第一次世界大戦後、スイスから人種のるつぼであるアメリカへ渡ってきたデュボアザンには、生涯、そんな想いがあったのかも知れません。世界情勢が不安定な今だからこそ、この作品を通して、デュボアザンの願いが、子どもにもおとなにも届いてほしいと願っています。
デュボアザンさんと言えば、『クリスマスのまえのよる』や、『しろいゆき あかるいゆき』などロングセラーの絵を手がけられたアメリカの絵本黄金時代の作家さん。この機会にあわせて読んでみても楽しそうですね。
▼こみやゆうさんのインタビューはこちら
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