絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
3歳1か月と0歳3か月の男の子ママです。上の子はもう卒乳しているのですが、下の子が生まれて以来、おっぱいが気になって仕方がないよう。赤ちゃん返りをして飲むふりをしてみたり、授乳をしていると「僕はお兄ちゃんだから」とわざとそっぽをむいたり、気持ちが落ち着かないようです。お兄ちゃんといえどもまだ3歳。「甘えていいんだよ」と伝えたいなと思っています。特におっぱいが気になっている様子なので、おっぱいの絵本でおすすめを教えてください。
3歳のお兄ちゃん、心の葛藤を抱えてがんばってますね! そして相談者さんのあたたかく見守る姿勢に共感です。「まだまだ赤ちゃん」から「もう大きい子」への過渡期にある子どもたちの気持ちの揺れや葛藤を受け止めてくれるようなおっぱいの絵本をご紹介します。絵本を読んだ後なら、「おっぱい大好き!」「ママに甘えたい!」という気持ちを表現しやすくなるはず。
おっぱいが恋しい時におすすめなのは、『おっぱいのたび』。ママだけでなく、すべり台や雲のおっぱいなどいろいろなおっぱい三昧の旅に出ましょう♪
次に「お兄ちゃん・お姉ちゃん」モードの子にぴったりなのがみやにしたつやさんの『おっぱい』。動物のおっぱいを見せて「誰のおっぱいかな?」という入りやすい導入や、「今は、弟にすこーし貸してあげる」というセリフなど、上の子の気持ちに絶妙に寄り添った一冊。
もうちょっと年齢が上がってきたら、せっかく興味があるので、おっぱいのしくみを教えてくれる絵本もいいでしょう。『おっぱいのひみつ』や『おっぱいのはなし』は、科学的な知識のほか、おっぱいを通じた赤ちゃんとママとのつながりや、おっぱいが子どもたちにとって体だけではなく、心を支える側面があることを伝えてくれます。特に後者は女の子に向けて、自分の体を知る絵本としてもおすすめしたい一冊です。
『あかちゃん』は、おっぱい大好きなすべての子どもたちに贈る、丸い形をした絵本。ページをめくるたびに赤ちゃんが好きな丸いものが現れ、そして最後には一番大好きなものが…。
もちろん赤ちゃんへの読み聞かせにぴったり。でも最後のページでいい反応を見せるのは、きっと上のお子さん。きょうだいで楽しんでくださいね。
(回答:ミーテ編集部・アッコ)
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