毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、平山和子さんのミリオンセラー『くだもの』。ブックスタートなどでもおすすめされることの多い、赤ちゃんから楽しめる食べもの絵本の定番です。
すいか、もも、ぶどう、なし、りんごなど、子どもたちからも親しまれている果物が続々と登場。細部まで丁寧に描かれた果物は、どれもとてもみずみずしくて、本物以上においしそう!
丸ごとの果物の絵の次は、洗ったり皮をむいたり、食べやすく切られたりした果物の絵が続いて、「さあ どうぞ」とこちらに差し出されます。カットされた断面もとても写実的。子どもたちが思わず手を伸ばすのも納得です。
最後のバナナだけはちょっと違いますが、基本的には果物の名前と「さあ どうぞ」の繰り返しだけで、ストーリーはとくにありません。でも、食べものに興味を持ち出した子どもと一緒に読んでみれば、この絵本にストーリーなどいらないのだと気づくはず。食べるマネをして「おいしいね」と言い合ったり、「どうぞ」「ありがとう」とやりとり遊びをして存分に楽しめます。
<ミーテ会員さんのお声>
息子の好きな『くだもの』。6か月の時に読み始めて、今では全部名前を覚えました。ページをめくりながら口を開けてパクッと食べたり、すいかの種をぷっぷっと出したり、バナナの皮をむきむきする様子は、見ていてとってもかわいい! リアルに近い絵がすばらしい1冊ですね。(2歳2か月の男の子のママ)
この絵本の果物が実物以上に魅力的に見えるのはきっと、作者の平山さんがひとつひとつの果物とじっくり向き合って、丁寧に描き上げたから。目で味わう喜びを親子で感じてみてくださいね♪
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