イチ押し絵本情報

大自然の中で迎える夜明けの美しさ(新刊絵本のご紹介 Vol.360)

2021年11月1日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 大自然の中で迎える夜明けの美しさ

あべ弘士さんの絵本『よあけ』が出版されました。

見開き

木の葉が赤や黄に染まり、松ぼっくりやオニグルミがたわわに実る美しい季節。あの日、子どもだったわたしは、じいさんと舟に乗っていた。夕闇が迫る中、岸辺で火を起こし、じいさんから森の動物の話を聞く。満点の星の下で眠り、朝早く目を覚ますと、一面の霧の中、また舟を漕ぎだす。やがて霧が流れ、陽の光がみるみるあふれてきた。その時…。

極東シベリアの原生林を流れるビキン川を舞台に、大自然の中で迎える夜明けをドラマチックに描いた美しい絵本です。

<担当編集者からのコメント>
あべ弘士さんから“よあけ”の絵本を創りたいと聞かされたのは、もう数年前のことになります。問題はその舞台をどこにするかでした。北海道の川、カナダの湖、北極海の島など、たくさんのスケッチやラフを描かれたのち、最後に選んだのが極東シベリアを流れるビキン川でした。北方民族であるウデヘの猟師達と何度も旅をしたこの川は、あべさんにとっていつか必ず絵本にしたい場所だったのです。“よあけ”とビキン川。あべさんにとってのふたつの大きなテーマが結びついて、力のこもった一冊になりました。

ユリー・シュルヴィッツさんの『よあけ』へのリスペクトが込められた作品。あべ弘士さんならではの夜明けの色彩を堪能しましょう。


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