毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、詩人の谷川俊太郎さんと画家の元永定正さんのロングセラー『もこもこもこ』。ナンセンスの定番絵本です。
しーん、もこもこ、にょきにょき。
書かれた言葉は擬音のみ。それが抽象画と響き合い、不思議な世界を描き出します。
しーんと静まり返った世界に、もこ、と小さなものが盛り上がります。
次第に大きく大きくなって…、パチンとはじけた!
1977年の発売以来、累計100万部を突破したミリオンセラー。…なんですが、初めて見た時には、ストーリーがなく擬音だけの文章に「どうやって読み聞かせをすればいいの」と戸惑った方も多いはず。
作者の谷川さんも「最初に、子どもたちに受けたんですよね。大人には、どうやって読んだらいいのかわからないと言われました。ただ、子どもが面白がるから仕方なく与えるといったようでした。子どもに選んでもらった本ですね。」とおっしゃっています。
<ミーテ会員さんのお声>
シンプルな擬音が子ども心をとらえるんでしょうか。息子はしっかりと絵本を見て、1ページめくる度に声をあげて手をバタバタさせて大喜びでした。大人も言葉の面白さにニヤリとなり、なぜか深くて物思いに耽ってしまう本です。(0歳10か月の男の子のママ)
ある保育園では、食事の前に必ず『もこもこもこ』を読むんだそう。読み終わる頃には、子ども達が集中して、最後のページの「しーん」と同じ状態になっているというから驚きです。子ども達の心に直接響く、不思議な絵本です。
▼谷川俊太郎さんのインタビューはこちら
「言葉はスキンシップ 子どもを膝に乗せて絵本を読んで」
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