イチ押し絵本情報

絵本の中に描かれる満開の桜(季節のイチ押し絵本 Vol.329)

2021年3月23日

毎週火曜日は、季節にぴったりのおすすめ絵本をご紹介します。

 絵本の中に描かれる満開の桜

満開の桜が描かれた絵本はいくつもありますが、今回は近年出版されたばかりの絵本をご紹介。咲き乱れる桜とともに紡がれるストーリーをお楽しみください。

まだ風の冷たい3月半ばから、桜の木は春に向けて準備を始めています。つぼみが開いて桜が咲くと、真っ先に反応するのは鳥達。桜祭りの準備が始まる頃には、道行く人も足を止め、満開の桜に心を寄せます。夜桜、桜の木の下での宴会、春の嵐…花びらが舞い散ると、桜はもう次の準備を始めます。川沿いの桜並木とそれを見つめる人々の姿を描いた一冊。

枯れ木に覆われた山を歩いているうちに、桜の花に埋もれた誰も知らない谷にたどりついた「わたし」。谷の底から響いてくる楽しそうな歌声に誘われて、谷へと降りていくと、大勢の人達が車座になってお花見をしていました。よく見ると、歌っているのは人ではなくて、色とりどりの鬼達で…。

滝桜で知られる福島県三春町の民芸品工房「デコやしき」を舞台に、妹が生まれたばかりの男の子あっくんの苛立ちと成長を描いた物語。お母さんから手伝いを頼まれてばかりで、ふてくされていたあっくんが、お父さんの待つ薄暗い工房に入ると、張り子のデコ人形の目が怪しく光り出して…。デコ人形も桜もあっくんを見守っているかのようです。


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