イチ押し絵本情報

冷たいのにあったか~い かまくらの絵本(季節のイチ押し絵本 Vol.322)

2021年2月2日

毎週火曜日は、季節にぴったりのおすすめ絵本をご紹介します。

 冷たいのにあったか~い かまくらの絵本

冷たい雪でできているのに、中はぽかぽかあたたかい「かまくら」。かまくらの楽しさやあたたかさを満喫できる絵本をご紹介。

おばあさんが営むかまくらレストランは、雪の降る冬の間だけ開いています。お米の粉を練って丸めたお団子と、ゆっくりゆがいたあずきの、おしるこをふるまいます。寒さに震えた旅人も、冬眠の途中で目覚めてしまったくまの子も、けんかしちゃった子ども達も、あったかいおしるこを食べたら心も体もぽっかぽか。

朝、起きると雪がたくさん積もっていました。「でーっかい、かまくらつくるぞ!」。助太刀はお父さん。ずっしり重たい雪を、積んではかためて、また積んではかためて。大きな雪山ができあがったら、今度は入り口づくりです。ところが、妹のふうこが入り口をぼこぼこにしてしまって…。作者の鈴木さんは、かまくらで有名な横手市出身。子ども達がかまくらで食べた「いものこ汁」は、実に美味しそう!

りっちゃんは、雪深い北国に暮らす女の子。雪合戦やかまくらといった遊びで、子ども達が雪を楽しむ一方、屋根の雪おろしや、雪で線路が埋まると村の人が総出で助け合うなど、雪国の暮らしの過酷さも描きます。 ロングセラー&名作ピックアップでも紹介しています。


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