毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、せなけいこさんのロングセラー『ねないこだれだ』。1969年の発売以来人気が衰えることのない、怖くて魅力的なおばけの定番絵本です。
寝ない子、誰だ?
フクロウ、ネコ、それともどろぼう?
夜中はおばけの時間なのに。寝ない子はおばけになって…。
大人からすると、ちょっと脅かしすぎかな、なんて思ってしまいますが、子どもたちはこのお話が大好き。それもせなさんの描くおばけがシンプルで力強く、魅力的だからかもしれませんね。
せなさんがおばけの絵本を描くようになったのは、息子さんが妖怪好きだったから。ただ、実際に絵本を描く前に民俗学から学ばれたそうですから、せなさんの絵本に対する姿勢に思わず背筋が伸びる思いがします。
<ミーテ会員さんのお声>
今日は『ねないこだれだ』を、朝5回、昼過ぎ2回、夜3回! 本を閉じた瞬間にもう1度と渡される感じでした。「同じ本ばかりで楽しいのかな?」と思って、そっと息子の顔を見ると、真剣そのもの。今日はきっとこの本を読みたい気持ちだったんかな。(1歳2か月の男の子のママ)
怖いという感情は、うれしかったり楽しかったりという感情をより際立たせるそうです。怖い、けれどママパパのおひざの上で安心しながら「もう1回」。そんな思い出とともに長年愛され続けている絵本です。
▼せなけいこさんのインタビューはこちら
「絵本づくりで一番こだわるのは『独創性』」
無料会員登録後は、過去の「絵本子育て相談室」など、
様々な絵本情報が読み放題!
ぜひミーテにご登録ください♪