毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!
宮本えつよしさんと国松エリカさんの絵本『おなべさんとおたまちゃん』が出版されました(本体1300円+税、教育画劇)。
お料理修業で全国を旅する、おなべさんとおたまちゃん。ある日、おなかが空いてふらふらしたおすもうさんを助けます。聞けば、弱小の相撲部屋に泥棒が入って、食べるものまで盗まれたとか。見かねた商店街のみんなも協力してできあがったものは…。
みんなの思いをのせてふつふつ沸き立つお鍋は、湯気までおいしそう! お鍋で幸せを運ぶニューヒーローの登場です。
<作者・宮本えつよしさんからのコメント>
日本人にとって、幸せを感じる瞬間って、どんな時なのでしょう? 大好きな家族や友達、大事な仲間と一緒に季節のおいしいものを食べている時もその一つ。中でも「おなべ」には、おいしいものをいただける幸せと、人とのつながりを感じる幸せ、二つの幸せが溶け込んでいるように思います。
26年前『ラージャのカレー』という一冊の絵本に出会いました。今までにないおしゃれな絵本でした。これからはこんな絵本が作られる時代が始まるのだと実感したことを思い出します。その絵本の作者こそ、今回絵を描いていただいた国松エリカさんその人です。私たちをつないでくれた編集者さんと共に、私は勝手に運命の出会いだと思っています(笑)
私たちが気持ちをこめて作ったこの絵本が、今度は読者のみなさんの心をあたためられたらうれしい限りです。そして、私の頭の中では、日本全国おなべ修行の旅を続ける二人がまだまだたくさんの人々と出会う物語が広がっていますよ。
大勢でお鍋を囲みたくなる、寒い季節にぴったりの絵本ですよ。
▼国松エリカさんのインタビューはこちら
「長く愛される絵本を つくっていきたい」
無料会員登録後は、過去の「絵本子育て相談室」など、
様々な絵本情報が読み放題!
ぜひミーテにご登録ください♪