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市川真由美さんの文、山本孝さんの絵による、『にんじゃつばめ丸』の続編となる新刊『にんじゃつばめ丸 はつにんむの巻』(本体1400円+税、ブロンズ新社)が出版されました。
つばめ丸は、昼間は普通の小学生、家に帰れば少年忍者。ある夜、父上から秘密の巻物を手渡され、琵琶湖にいるじじ上に届けよとの指令を受けます。翌朝、つばめ丸は弟のからす丸、こかも丸をしたがえて、いざ西へ! そこへ宿敵がまのしん3兄弟が現れて…。
“しゅりけん”や“まきびし”といった忍びの道具が続々登場。様々な忍術を使いながら、町を駆け抜け、山を越えていく様子は迫力満点! 横浜や箱根、関ケ原古戦場など、ディテールにこだわって描かれた実在の風景にも要注目です。
<作者(文)・市川真由美さんからのコメント>
お話を考えながら、「子どもだけでこんな旅をさせて大丈夫だろうか?」と不安に駆られることがありました。でも、「修行を積んできたつばめ丸達を信じて、忍者になったらやってみたいことをいっぱい詰め込もう!」と心を決め、何度も練り直すうち、いつしか遠く琵琶湖までつっぱしる大冒険になりました。
絵の中にひそかに見守る大人忍者達も描いていただいたので、ちょっぴりほっとしています。探してみてください。がんばるつばめ丸に、私自身も何度も励まされました。
<作者(絵)・山本孝さんからのコメント>
今回のテーマは旅。西へ西へと移動する中、様々な場所が登場します! その中で、「こいつらだったらどう動くだろう…?」「どんなアングルだったらカッコいいだろう…?」ということを常に意識して、飽きない場面づくりを心がけました。新しいキャラクターも登場して、色々な忍術も増えて見どころたっぷりの、カッコいい作品になりました! 皆さんもつばめ丸達と一緒に旅を楽しんで下さいね!
語呂のいい市川さんの文章と、山本さんならではの濃厚かつ迫力のある絵が、忍びの世界にぴったりマッチ。読み終わったら忍者ごっこに夢中になるかも!?
▼山本孝さんのインタビューはこちら
「絵本の中に描く、子ども時代の遊びの風景」
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