毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、アメリカの絵本作家ルース・ボーンスタインさんの絵本『ちびゴリラのちびちび』。原題は『LITTLE GORILLA』で、アメリカでは1976年に出版されています。日本での初版は1978年。今も多くの親子に愛されるロングセラーです。
小さなゴリラのちびちびは、生まれたその日から、森のみんなに愛されています。お母さん、お父さんはもちろんのこと、ひらひら飛ぶチョウやでっかいヘビ、ゾウの親子やライオンのおじさんだって、みんなちびちびのことが大好きで、いつも一緒に遊んでくれます。ところがある日、ちびちびが急にどんどん大きくなっていって…。
かわいいちびちびの急激な成長に驚く森の仲間達。そしてちびちび自身も、変貌した自分の姿に複雑な思いを抱きます。でも、そんなちびちびの心を、森のみんなは愛情あふれるサプライズで解きほぐすのです。姿かたちがどんなに変わっても、あなたはあなた。生まれた時から今も、そしてこれからも変わらず愛しているよ…というメッセージが込められた、心あたたまる絵本です。
抑えた色調ながら、やさしくあたたかな風合いのタッチで、ゴリラの家族や動物達が生き生きと描かれています。
<ミーテ会員さんのお声>
ジャングルの仲間とちびちびのやりとりに、とても癒されます。息子もとても気に入ったようで、「ジャングル楽しそう」「ちびちびだーいすき! もう一回読んで」と何度もリクエストしてきます。この絵本を読んでいると、子どもはたくさんの愛情を受けて成長していくんだなあと実感します。それはきっと人も動物も変わらないんでしょうね。そんな思いを息子もきっとわかっているのかも(^^)(2歳1か月の男の子のママ)
家族だけでなく周囲のみんなに愛され、あたたかく見守られて成長していくちびちびは、大人になったら同じように誰かを愛し、やさしく見守ることのできる、すてきなゴリラになることでしょう。ありのままの姿を受け入れてもらえることの幸せが、ひしひしと伝わってくる一冊です。
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