毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介するのは、真珠まりこさんの『もったいないばあさん』。2004年に生まれ、社会現象にもなったロングセラーシリーズの第1作です。
もったいないことをしていると、やってくるもったいないばあさん。お茶碗に残したごはん粒だけでなく、ぼくの顔についているごはん粒もペロリ。紙や鉛筆もばあさんにかかればすてきに変身します。
「もったいないって、どういう意味?」。作者の真珠まりこさんが、息子さんから言われた言葉だそう。英語にはない言葉、日本語でも他の言葉に置き換えるのが難しい。そこで、イメージで理解しやすく、わかりやすく伝えたいという思いから生まれたのが『もったいないばあさん』だそうです。
ノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイさんの「MOTTAINAI」運動とともに、社会現象となった「もったいない」。『もったいないばあさん』は絵本以外にも、2008年からは地球環境パートナーシッププラザと一緒に、「もったいないばあさんのワールドレポート展」を全国各地で開催するなど、活躍の場を広げています。
現在は、毎日新聞の毎月第4水曜日に「もったいないばあさん日記」を連載中。街で見かけた「もったいない」の心を伝え続けています。
<ミーテ会員さんのお声>
「絶対反応イマイチやろうな」って期待していなかったのに めちゃめちゃ真剣に見てた! まだまだ「もったいない」の意味は分かってないやろうけど…。(2歳1か月の男の子のママ)
「一番伝えたいメッセージは、『命が一番大切なんじゃよ』ってこと」と真珠さん。「もったいない」という言葉にまず触れることで、言葉の意味も次第にわかるようになっていくのかもしれませんね。
▼真珠まりこさんのインタビューはこちら
「絵本で伝えたい 大切なメッセージ」
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