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林木林さんの文、いぬんこさんの絵による新作『おちゃわんかぞく』が出版されました(本体840円+税、白泉社)。雑誌「コドモエ[kodomoe]」から誕生した絵本です。
食器棚を開けると中から出てきたのは、おとうちゃわん、おかあちゃわん、おにいちゃわん、おちびちゃわんの「おちゃわんかぞく」。「おはしかぞく」や「おわんかぞく」もやってきて、楽しいごはんの時間が始まります!
ことば遊びの名手・林木林さんならではのリズミカルな文章と、いぬんこさんの和テイストの絵がばっちりマッチ。昭和の香り漂うちゃぶ台が舞台の、歌って踊れる楽しい絵本です。
<作者の林木林さん、いぬんこさんからのコメント>
林木林さん:おちゃわんって、どんな人が使っているか想像できて、親しみがわく食器だと思います。その人の個性が反映されていて、家族みんなの分身みたい。ご飯のよそい方も、山盛り、ふわっと、ちょこっと…それぞれ好みやこだわりがあるんですよね。絵本でもその魅力をぜひ味わってみてください。
家族みんなのおちゃわんがそろう賑やかな食卓。こんな楽しい時間が日本中にたくさん生まれますように、と願いを込めて、この作品を書きました。
いぬんこさん:林さんに楽しい、かわいらしい言葉をいただいたので、ちょっと歌うような気持ちで描きましたら、ちゃぶ台を舞台にした人形劇のような愉快な作品になりました。
おちびちゃわんちゃんは、とにかくかわいく描きたい!と思っていました。おとうちゃわんは、最初立派なおヒゲのドッシリした感じだったのですが、ふと前から福々しいなあと思っていた友人の顔を描いてみたら、どこかにいそうな存在感が出て、よかったです。皆さん、どうぞ末永く仲良くしてあげてくださいね。
笑い転げる「おちゃわんかぞく」はもちろんのこと、おはしやおたま、納豆や梅干しといった脇役の表情など、隅々まで楽しめる要素が満載の一冊。ごはんの時間が楽しくなること請け合いですよ♪
▼林木林さんのインタビューはこちら
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▼チャンキー松本さん・いぬんこさんのインタビューはこちら
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