毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、なかがわりえこさんと、おおむらゆりこさん姉妹による『ぐりとぐら』。1963年に生まれた、言わずと知れた超ロングセラーです。
のねずみのぐりとぐらは、お料理するのが大好き。ある日、森の奥で大きなたまごを見つけました。お鍋を持ってきて、そこでカステラを焼くことにした2匹。歌いながらつくっていると、動物達が集まってきて…。
「ぼくらのなまえは ぐりとぐら」といったリズミカルな言葉を、歌うように読み聞かせて楽しみたい絵本です。実際にぐりとぐらがどのように歌っていたかは秘密なようですが、読者から募集した楽譜が『ぼくらのなまえはぐりとぐら-絵本「ぐりとぐら」のすべて』という本に紹介されています。どれだけ愛されてきた絵本かが伝わってきます。
何といっても一番の魅力は、最後に登場する黄色く大きなカステラでしょう。福音館書店のホームページにある「『ぐりとぐら』の広場」によると、子ども達に人気だった『ちびくろ・さんぼ』のホットケーキの向こうを張って、もっとふんだんに卵を使うカステラにしたんだそう(なかがわさん談)。
「このカステラ食べたい!」という方には、50周年を記念して出版された『ぐりとぐらの てづくりブック』がおすすめ。カステラのレシピや人形のつくり方、ペーパークラフトが載っていて、絵本の世界を実際に味わうことができますよ。
<ミーテ会員さんのお声>
私自身が小さい頃、この『ぐりとぐら』が大好きでした。最後のカステラへの憧れは今でも覚えています。
娘も最初の方はページをべらべらめくって、カステラを食べてるページだけ食い入るように見ています。親子そろって食い意地がはってるのかしら…。(2歳4か月の女の子のママ)
誕生50周年を記念した展覧会が全国を巡回中です。5月31日までは兵庫・伊丹市立美術館、9月12日~10月25日は福島・いわき市立美術館。
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