イチ押し絵本情報

読み聞かせの時間が取れません(絵本子育て相談室 Vol.585)

2026年3月27日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 読み聞かせの時間が取れません

<今回のご相談>
1歳6か月の女の子のママです。仕事や家事で毎日ばたばたしていて、ゆっくり読み聞かせの時間が取れません。本当はちゃんと読んであげたいのに、寝る前は親のほうがくたくたです。短い時間でも意味はあるのでしょうか…。

 「特別な時間」でなくても、大丈夫

一日があっという間に過ぎていきますよね。やることに追われて、気づけば寝る時間。そんな日も少なくないと思います。

「ちゃんと読めていないかも」と思うこともあるかもしれませんが、読み聞かせは、長さや冊数で決まるものではありません。たとえば『だるまさんが』のように、ほんの数分でケタケタと笑える絵本もあります。ひざの上で一緒に笑う体験は、短い時間でもしっかりと心の奥底に残ります。

『ごぶごぶ ごぼごぼ』は、色と形、音で楽しむ赤ちゃん絵本。水を思わせる多彩なオノマトペや、すべてのページに空けられた小さな穴が赤ちゃんを夢中にさせます。テキストが短く、あっという間に読み終わりますが、赤ちゃんがどんな反応をしているか観察しながら読むと充足感が味わえます。

赤ちゃんとのやりとりを楽しみたいなら、『おべんとうバス』をどうぞ。「バスに乗ってください。ハンバーグくーん」「はーい」「えびフライちゃん」「はーい」というやりとりは、何度か読めば「はーい」の部分を子どもが返してくれるようになりますよ。

『じゃあじゃあびりびり』は、見開きごとに楽しめる構成です。全部読まずに、たまたま開いたページだけ味わうだけでもOK。「今日はここまでね」と閉じても、物足りなさより余韻が残ることもあります。

『ねむたいねむたい』は、寝る前にそっと開きたい絵本。なすびのこも、ばななのこも、かぼちゃのこも、みんな「ねむたいねむたい ねむたいよー」、ページをめくれば「ねーたーよー」。読み終わったら寝ようね、という気分にさせてくれる一冊です。

読み聞かせは、特別な時間でなくても大丈夫です。数分でも1ページでも、目をあわせて声をかける。その積み重ねが、静かに続いていきます。できる日に、できるぶんだけ。それで、十分かもしれません。

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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