毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、神沢利子さんと柳生弦一郎さんによる『たまごのあかちゃん』。読み聞かせ会などで定番のロングセラーです。
「たまごのなかで かくれんぼしている あかちゃんはだあれ? でておいでよ」。呼びかけると、いろいろな卵の中からいろいろな赤ちゃんが出てきます。ひよこやへび、かめ…。みんなとってもうれしそう!
にわとりの赤ちゃん、かめの赤ちゃん…。子どもにとって身近な「赤ちゃん」が、大きさも形も様々な卵の中から生まれてきます。そんな自然の多様性を、何とも楽しそうな赤ちゃんたちが伝えてくれます。
この絵本の一番の魅力は、赤ちゃん達のウキウキと湧き立つような表情。最後に赤ちゃんが勢ぞろいするシーンでは、赤ちゃん達と一緒に行進し、かくれんぼしたくなるはず。
読み聞かせの際には、一緒に「でておいでよ」と呼んでみたり、卵から赤ちゃんを当てるクイズにしてみたり、あるいは様々な赤ちゃんになりきって遊んだりと、いろいろと楽しめる絵本です。それが87年の出版以来、版を重ね続ける理由かもしれません。
<ミーテ会員さんのお声>
息子がひよこの絵をみて「ぴっぴ」と言うようになりました。
特に「ぴっぴ」と教えたつもりはなかったのに。
でも久しぶりに『たまごのあかちゃん』を読んで「あっ!」と思いました。
「ぴっぴっぴ こんにちは にわとりのあかちゃん こんにちは」という文で覚えていたみたいです。
(1歳4か月の男の子のママ)
擬音を始めとしたリズミカルな言葉は、子どもの心を刺激するんですね。ところで、最後のページに登場するワニの赤ちゃんは何と鳴くのでしょう!?
無料会員登録後は、過去の「絵本子育て相談室」など、
様々な絵本情報が読み放題!
ぜひミーテにご登録ください♪