絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
4歳5か月の男の子のママです。最近いろいろなことに対して「なんで?」「どうして?」と質問ばかりしてきます。好奇心が育っているのはいいことなのですが、すぐに答えられない質問も多く、対応に困っています。どうしたらいいのでしょうか。
お子さんが“なぜなぜ期”に突入されたようですね。2~3歳の頃には様々なものの名前を聞きまくる“なになに期”があったと思いますが、その時期に語彙をぐんと増やすと、今度は理由や意味、因果関係を知りたくて、「なぜ?」「どうして?」という質問が増えてきます。子どもはそうやって段階を経て、世界への理解を深めていくのですね。
好奇心旺盛な子どもに育っていることは喜ばしいけれど、質問攻めは正直つらい…というお気持ちもわかります!簡単に答えられることばかりならいいのですが、うーん、それはわからない…と大人がうなってしまうような質問をしてくることもありますよね。そんなときの味方になってくれる絵本をご紹介しましょう。
『はじめての なぜなに ふしぎえほん』は、「空はどうして青いの?」「悲しいとどうして涙が出るの?」など、身近な疑問にわかりやすく答えてくれる絵本です。質問の数は92個。家に一冊置いておくと、質問に答えられず困ってしまったときに役立ちそうです。
子どもの「なぜ?」に対して科学的に答えるのは至極真っ当ですが、ときには妄想で返すのもありだと思います。たとえば「髪の毛をずっと伸ばしたらどうなるの?」と聞かれたら、「妄想絵本」シリーズの『わたしのかみのけのばしたら?』を読んで「髪の毛がマフラーになるかもね!」なんて答えてみたり、「鉛筆削りの中ってどうなってるの?」と聞かれたら、『ヘンテコなきかいのしくみ』を読んで「けずりざむらいが素早く削っているらしいよ」なんて答えたり。親子で一緒に妄想してみるのも楽しそうです。
他にも子どもの「なぜ?」「どうして?」に答えてくれる絵本はたくさんあります。たとえば『かさぶたくん』は、「かさぶたってどうしてできるの?」という疑問に答えてくれる絵本。身のまわりのことを好奇心をもって追いかける「かがくのとも」シリーズの一冊で、やぎゅうげんいちろうさんは、『かさぶたくん』以外にも『はなのあなのはなし』、『おへそのひみつ』などを手がけています。
答えに窮するような質問をされたときは、「どうしてだろう?ママもわからないんだよね。一緒に調べてみようか!」と答えるのもいいですね。一緒に答えを探してみれば、世界がどんどん広がりますよ!
(回答:ミーテ編集部・スージー)
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