イチ押し絵本情報

もし大仏さまがかぜをひいたら!?(新刊絵本のご紹介 Vol.535)

2025年4月7日

今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 もし大きな大仏さまがかぜをひいたら!?

苅田澄子さんの文、中川学さんの絵による絵本『だいぶつさまかぜをひく』が出版されました。『だいぶつさまのうんどうかい』のシリーズ最新刊です。

見開き

いつも元気な大仏さまが倒れた!薬師如来さまたちが雲に乗って診察に駆け付けます。大仏さまは咳をごほごほ、鼻水ぐずぐずで苦しそう。大仏さまの体によじのぼって熱や喉の様子を診ていたら…!?

いろいろな仏さまが登場して、病気の大仏さまをかいがいしくお世話。楽しくて、ご利益がありそう(!)なお話です。

<作者(文)・苅田澄子さんからのコメント>
大仏さまがくしゃみをしたら、さぞすごいだろうなあ…お風邪を引いたらどんなに大変だろう…と思ったのが、書くきっかけでした。ちょっと気弱な大仏さまを励ますお医者さまは、やさしくて頼りがいのある薬師如来さまにお願いしました。そして私が一番書きたかったのは、寝込む大仏さまを大勢の仏さまたちが看病する、涅槃(ねはん)図のような光景。みんなに慕われる大仏さま、きっと元気になりますね!

見返しには、登場した仏さまが紹介されているほか、仏さまの足の裏の文様の解説まで。次にお寺を訪れた際には、ぜひチェックしてみて。

▼苅田澄子さんのインタビューはこちら
「読み聞かせの時間は幸せな時間 大好きな絵本はぜひ手元に残してほしい」


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