イチ押し絵本情報

子育ての苦労を吹き飛ばしてくれる絵本(絵本子育て相談室 Vol.524)

2025年1月17日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 子育ての苦労を吹き飛ばしてくれる絵本

<今回のご相談>
もうすぐ2歳の男の子のママです。かわいいかわいい息子ですが、何か気に食わないことがあると大泣きしてなかなか泣き止まず、途方に暮れることもしばしば。さらに最近イヤイヤ期かな?と思われる自己主張も始まって、怒ってしまう回数も増えています。もう少しだけやさしい笑顔のママになれるように、子育ての苦労を吹き飛ばしてくれるような絵本を教えてくれませんか?

 子どものありのままの姿が笑顔を誘う

日々の疲れと、お子さんへの愛情の両方を感じるご相談、ありがとうございます。ひとりの人間を一人前に育て上げるって、苦労と幸せのグラデーションなんだなぁと改めて思います。子育ての苦労を子育てを通じて解消できたらいいなと思ったので、子どもたちのありのままの姿が笑顔を誘う絵本を集めてみました。

まずは1歳半の子どもとの生活のリアルがたっぷり詰め込まれた『いっさいはん』。1歳半の「あるある」を中心に、「静かにしているときはだいたい散らかしてる」など、年齢が上がっても当てはまることもいっぱいあります。子どもが自分に向けて泣いたり主張したりしているときは余裕がなくても、客観的に見ると「かわいい!」としか思えないのって不思議ですよね。

『あかちゃん社長がやってきた』は、赤ちゃんをワンマン社長に例えたお話。「赤ちゃん社長は、ママとパパにどっさり仕事をもってきます。休みはなし!」など、心当たりのある理不尽な要求が続々!ただ、赤ちゃんではなく社長だからしょうがない、と思ったら、何だかおかしく思えてきませんか?どうやったらこの気難しい社長が満足するのかは、ぜひお話を読んでみて。笑顔になれますよ。

はなくそをほじっちゃったり、歯を磨かなかったり、指をしゃぶっていたり。『なっちゃうかもよ』は、子どもの困った行為を誇張して描いた一冊。子どもと一緒に「困った子だねぇ」と顔を見合わせて笑ったら、気持ちが軽くなりそう。

最後にご紹介するのは、『じんせいさいしょの』。0歳から1歳半までの子どもの様々なしぐさや子育てあるあるが、具体的にたくさん描かれています。「こんな小さい頃もあった」と思い出がよみがえって癒されること間違いなし

1歳半~3歳頃までを描いた『続じんせいさいしょの』もあります。「あるある」と笑ったり、これからのお子さんの「最初」を楽しみにしたり。子どものありのままの姿をちょっとだけ客観的に見ることが、ママの笑顔につながればと願っています。

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


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