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教えて! 絵本作家さん番外編:英語の絵本を読んであげたい(絵本子育て相談室 Vol.500)

2024年7月26日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 教えて! 絵本作家さん番外編:英語の絵本を読んであげたい

ミーテ会員の皆さんからの相談が多いテーマについて、絵本作家さんのインタビューから抜粋してお答えするシリーズの番外編。今回のテーマは、「英語の絵本を読んであげたい」。情報番組からバラエティ、語学番組など幅広いジャンルで活躍中のタレントで、絵本『リトルレッド あたらしい あかずきんの おはなし』などの翻訳を手がけた関根麻里さんのインタビューをのぞいてみましょう。

 CD付き、日英併記などを駆使して、楽しく英語で読み聞かせ

小学校で英語や多文化理解の授業があることもあって、小さいうちから英語に触れさせてあげたいと思う方、増えているようです。まずは英語の絵本の読み聞かせから…と思ったものの、どうしたらいいのやら。そんなお悩みの解決へのヒントが、ご自身もふたりのお子さんもインターナショナルスクールに通われている関根麻里さんのインタビューにありました。

関根さんが子どもの頃にくり返し接していたのが、英語のうた絵本。「CDやDVD付きのうた絵本なら、ネイティブの発音で親子一緒に楽しめます」とおっしゃっています。親が英語の発音に自信がなくても大丈夫なのが安心材料。例えば『くもんのはじめてのえいごうたえほん』は、「The Alphabet Song」や「Bingo」など、欧米の子どもたちに親しまれているうたが30曲収録されていて、飽きずにさまざまなうたに触れることができます。

また関根さんは、『英語でもよめる くまさんくまさんなにみてるの?』のように、英語と日本語の両方で読み聞かせている絵本がいっぱいあるそう。意味やニュアンスを日本語版で理解してから読めるので、これから英語での読み聞かせを始めたいという方にぴったりです。

エリック・カールさんの絵本にはバイリンガル版が多数出ているので、ぜひ一度手に取って見て。また『Goodnight Moon』(『おやすみなさいおつきさま』)などのロングセラー絵本ならば、日本語版を手に入れるのも容易。長年愛され続けてきた美しい英語に触れられます。

最近は『The Goldfish Got Away』(『きんぎょが にげた』)のように日本のロングセラー絵本の英語版も増えています。親自身の思い出の絵本を英語で読み聞かせてあげることもできるのがうれしいですね。

関根さんは、「私の読み聞かせのキーワードは『楽しんで』」だともおっしゃっています。「幼少期から英語を学ばせねば」と肩に力を入れすぎず、日本語の絵本を読むのと同じように、親子の触れ合いを楽しみながら読み聞かせるのが、英語絵本の読み聞かせのコツかもしれません。親子での笑顔の読み聞かせ時間のおまけに、英語が身につくのだとしたら、こんなにうれしいことはありませんね♪

子どもたちが大好きなしかけ絵本ならより楽しく英語の絵本に親しめるのでは。CDと日本語対訳ガイド付き。英語版も日本語版もシリーズでたくさん出ているので、気に入ったら次の絵本に進みやすいのもおすすめポイントですよ。

▼関根麻里さんのインタビューはこちら
みんなの推し絵本! vol.5 関根麻里さん

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


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