vol.5 関根麻里さんの推し絵本
思い出の一冊、大好きな一冊、渾身の一冊など、とっておきの“推し絵本”を紹介してもらうインタビュー「みんなの推し絵本!」。今回は、2児の母で、情報番組からバラエティ、語学番組など幅広いジャンルで活躍中のタレント・関根麻里さんにご登場いただきます。
数ある思い出の絵本の中でも一番思い出深いのは、英語のうた絵本『LAUGH ALONG SONGS』です。インターナショナルスクールの図書館にあったカセット付きの絵本で、毎週借りて家でもくり返し読んでいました。今でも歌詞を覚えていてすぐに歌えますよ。つい最近古本を手に入れることができて、今は子ども達と一緒に歌って楽しんでいます。
自分が英語の絵本に親しんで育ったので、子ども達にもいろいろと読み聞かせています。『英語でもよめる くまさんくまさんなにみてるの?』や、『ぜったいに さわっちゃダメ?』、『ねずみくんのチョッキ(英語版)』など、英語と日本語の両方で読んでいる絵本もいっぱいあります。
私の読み聞かせのキーワードは「楽しんで」。ママ・パパも恥ずかしがらずに思い切って読むといいですよね。英語の絵本もいいですし、私はうたも大好き。『きいて! うたって! おぼえよう! えいごのうた』のようにCDやDVD付きのうた絵本なら、ネイティブの発音で親子一緒に楽しめますよ。
最近、6歳の長女が2歳の次女に読み聞かせをするんです。もう読み聞かせする側になるのか、と成長ぶりに感動しちゃいました。その次女は、先日お人形に『じかんだよー!』を読み聞かせしていました。お気に入りの絵本で、全部暗記しているんですよ。その様子があまりにかわいいので、バレないようにこっそり動画撮影しました(笑)
『リトルレッド』と『ラプンツェル』は、出版社の方から原作をいただいて、すぐとりこになりました。絵のインパクトと、シンプルでそぎ落とされた文章がすばらしくて。翻訳は未経験でしたが、翻訳して多くの方にこの絵本の魅力を伝えたいと思いました。
翻訳する上で大事にしたのは、世界観をそのまま伝えること。ことばの選び方ひとつで大きく印象が変わってしまうので、推敲を重ねました。また、すごく今っぽい感覚の主人公なので、くり返しのフレーズや決めゼリフなどは、あえてくだけた文に訳すなどしました。
絵本では、手書きの英文をあちこちに残しています。たとえば、「お前を食べるためさ!」の部分の「eat you with!」、「おたずねもの」に「WANTED」などです。原作にも興味をもってほしいなと思ったからです。絵本って、様々な文化に興味をもつきっかけにもなりますよね。
お子さんはもちろんですが、ママ・パパもお気に入りの絵本を見つけてください。すてきな絵本との出合いがありますように!
インタビューの中でご紹介した絵本『リトルレッド あたらしい あかずきんの おはなし』と『ラプンツェル あたらしい かみながひめの おはなし』のいずれか1冊をミーテ会員4名様に抽選でプレゼントします。どちらが当たるかはお楽しみ!
プレゼントの応募は締め切りました。当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。
関根 麻里
1984年、東京都生まれ。インターナショナルスクールからアメリカのエマーソン大学に進学し、首席で卒業。帰国後はタレント活動を本格的に開始。日本テレビ『スッキリ!!』『ZIP!』やNHK『MUSIC JAPAN』など様々な番組のナビゲーターや司会を担当。2児の母。父はタレントの関根勤さん、夫は韓国出身のアーティストのKさん。