イチ押し絵本情報

読み聞かせは誰がする?(絵本子育て相談室 Vol.499)

2024年7月19日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 読み聞かせは誰がする?

<今回のご相談>
1歳2か月の女の子のママです。0歳の頃から絵本の読み聞かせを続けています。読み聞かせはほぼ私が担当しているのですが、ふと、よそのご家庭では誰が読んでいるのかなと気になりました。子どもにとっては、ママだけでなく、いろいろな人が読み聞かせしてくれた方がよかったりするのでしょうか。

 読み手が変わると、同じ絵本でも違った味わいに

わが家も主に私が読み聞かせを担当していましたが、たまにパパが読み聞かせすると息子もうれしそうにしていた記憶があります。

子どもにとって読み聞かせの時間は、ママやパパを独占できる貴重な時間。絵本の読み聞かせを通して、子どもはママやパパの愛情を感じているのでしょう。そういう意味では、可能であれば読み聞かせの担当はママと決めずに、ときにはパパ、たまにはおじいちゃんやおばあちゃん、さらにはママやパパのお友だちなど、身近ないろいろな人に読んでもらうといいと思います。

それぞれが自分好みの絵本を読めば、それだけでも絵本のバリエーションが増えますし、同じ絵本でも読み手が変わるだけで、印象ががらっと変わります。様々な感性に触れることで、子どもの感性も刺激され、豊かになっていくことでしょう。

毎日の読み聞かせは大変だなと感じることもあるかもしれませんが、そんなときのためにも、いろいろな人が読む習慣をつけておくとよいかもしれませんね。図書館の読み聞かせイベントに参加してみるのも、いつもとは違って新鮮な体験になるはずですよ。

シンプルな絵本ほど、読んだときに読み手の個性が出ます。『もこもこもこ』は擬音だけで進んでいくナンセンス絵本。思いっきりノリノリで抑揚をつけて読むもよし、あえて静かに読むもよし。ママの「もこ」とパパの「もこ」を聞き比べて、楽しんでもらいましょう。

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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