絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
3歳9か月の女の子と1歳4か月の男の子のママです。散歩中に見かけた花や虫などについて、子どもたちにもっと教えてあげられたらなと思うのですが、私自身にあまり知識がなく、大したことを教えてあげらずにいます。身近な自然について、どうやったら教えてあげられますか。
私も子どもが生まれてから、それまで以上に自然に目を向けるようになりました。虫は苦手だったのに、息子と一緒にカブトムシを飼っていた時期もあります。絵本をきっかけに、親子で身近な自然に親しんでいけるといいですね。
赤ちゃんから楽しめる絵本としては、こちらの記事でもご紹介した『あ! てんとうむし』、『からすが かあ!』、『たんぽぽのはら』がおすすめ。赤ちゃんの目につきやすい身近な生き物たちの、生態に則したお話が細密で美しい版画で描かれています。
『くさはら どん』は、自然観察描写の第一人者である松岡達英さんならではの、正確かつ美しい描写が魅力の一冊。草原に「どん」と足を踏み下ろすと、足元からバッタやチョウ、トンボなど、たくさんの生き物が慌てて飛び出してきます。ショウリョウバッタやモンシロチョウ、オニヤンマといったメジャーどころだけでなく、ハンミョウ、サトキマダラヒカゲ、アオハダトンボなども描かれていて、図鑑のようにも楽しめます。
春なら『シロツメクサはともだち』、夏なら『ひまわり』、秋なら『ぽっとんころころ どんぐり』や『びっくり まつぼっくり』など、季節に合わせて絵本を選べば、読み終わった後、実際に探しに出かけて実物を見ることもできますよ。
最後におすすめするのは、チョウやガの幼虫、いもむしの絵本。いもむしは苦手な方も多いかもしれませんが、あずみ虫さんのアルミ板を使ったグラフィカルな絵なら、苦手なはずのいもむしも思いのほか愛らしく見えるのではないでしょうか。
自然にまつわる知識があまりない、ということは、これからお子さんと一緒に自然に触れて、驚いたり感動したりする機会がたくさんあるということ。絵本をきっかけに、自然の不思議をめいっぱい感じてくださいね!
(回答:ミーテ編集部・スージー)
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