イチ押し絵本情報

魚が苦手な子…(絵本子育て相談室 Vol.490)

2024年5月17日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 魚が苦手な子…

<今回のご相談>
3歳10か月の女の子のママです。娘は魚が苦手です。わが家であまり食卓にのぼらないこともあり、先日旅館の朝食でアジの開きにシラス干しが出たときには、「目が怖い!」とぐずって大変でした。ただシャケおにぎりもマグロのおすしも好きなので(苦笑)、味がダメというより、見た目の食べず嫌いです。娘の苦手の克服を手助けしてくれる絵本はありませんか?

 魚って面白くておいしい!と感じる絵本

アジの開きにシラス干しとは、おいしそう(笑)ですが、魚が苦手な子には悩ましいメニューでしたね。でもシャケおにぎり&マグロのおすし好きなら、本当は魚好きのはず。魚って面白くておいしい!と感じさせてくれるような絵本をご紹介しますね。

まずは、『おすしのずかん』はいかが。見慣れたおすしが、もともとどんなお魚だったのかがわかります。もちろん娘さんが好きなマグロも登場しますよ~。

写真絵本『おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで』もぜひ読んでみて。子どもたちがすし屋に行き、調理前の魚を見て、おすしを注文します。釣るところから、さばき方の各段階、おすしになるまでを写真で丁寧に追って見せてくれる究極の食育体験に、知的好奇心がムクムクと湧いてくるはず。絵本には同年代~少し年上の子どもたちが、目をキラキラさせて魚がすしに変わっていく様を見ているのもいいところ。

お子さんと真逆の魚大好きな子が登場する『さかなちゃん』は楽しい一冊。魚が好きすぎるさかなちゃんが、魚食い友だちのイギリス人エミリーと共に、魚の知識や食べ方を競う魚食い王決定戦に出場します。ユーモラスなキャラクターや展開で飽きさせず、笑って聞くうちに魚好きって楽しい!と思わせてくれるお話です。

苦手克服のための最後の一押しは、豪快な焼き魚が登場する『さかなださかなだ』。とある園に、魚屋さんが大きな大きな魚を持ってきました。今日はみんなで魚を料理する日です。「うまそう…」「でかいぞ!」という子もいれば「魚嫌い」「怖い」という子もいて大騒ぎ。みんなで運んで、庭に即席コンロをつくって炭火で焼けば、い~い匂いがしてきて、気づけば全員もりもり食べて大満足、という実話に基づいたお話。

食べず嫌いならば、ワイワイ楽しい環境で食べたら、いつの間にか克服していたということもありますよね。お子さんが気に入ったら、BBQなどで実際に魚を焼いてみても楽しいかも♪

(回答:ミーテ編集部・アッコ)


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