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教えて! 絵本作家さん(43)絵本の面白さを伝えるには(絵本子育て相談室 Vol.487)

2024年4月26日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 教えて! 絵本作家さん(43)絵本の面白さを伝えるには

ミーテ会員の皆さんからの相談が多いテーマについて、絵本作家さんのインタビューから抜粋してお答えします。今回のテーマは「絵本の面白さを伝えるには」。『ろうそくいっぽん』や「こぶたのブルトン」シリーズの絵などでおなじみの絵本作家・市居みかさんのインタビューをのぞいてみましょう。

 まずは読み手が絵本の面白さを感じよう

絵本の読み聞かせを始めても、すぐに他の遊びを始めてしまう子や、図鑑は大好きだけれど、お話の絵本には興味がない子…ママやパパがあれこれと絵本を用意して、熱心に読み聞かせしようとしても、なかなか思うように聞いてもらえないこともありますよね。

絵本の面白さが子どもに伝わっていれば、きっと子どもも一緒に絵本を楽しみたくなるはず。でも、絵本に見向きしてくれない子に絵本の面白さを伝えるには、いったいどうしたらいいのでしょう?

絵本作家の市居みかさんはインタビューの中で、こんな風におっしゃっています。

「『子育てには絵本を!』という感じがありますが、お父さん・お母さん自身が“絵本の面白さ”を感じていなかったら、子どもにだってそれは伝わらないと思います」

つまり、ママやパパ自身が絵本を面白いなと感じていれば、子どもにも自然と絵本の面白さは伝わる、ということですね。「子どものために」と義務感にかられて絵本の読み聞かせを続けるのではなく、ぜひ読み聞かせをするママやパパも絵本の楽しさ、面白さ、魅力を感じてみてください。

この作家さんの絵が好きだな、ということでも、声に出すと楽しいな、ということでも、いいお話だったな、ということでも、何でもいいと思います。人気の絵本やロングセラーの絵本には、何かしらの魅力があるはずです。読み手であるママやパパが絵本の面白さに気づいて、存分に楽しんでいれば、きっと聞き手であるお子さんも絵本が大好きになりますよ。

ご紹介するのは、市居みかさんが絵を担当された『できること おてつだい』です。動物たちがそれぞれの長所を生かして、運動会の準備をお手伝いするお話。ひとりではできないことだって、みんなで力を合わせればできちゃいます!認め合い、協力し合う動物たちの姿が楽しく描かれた一冊。読み終わったら、家族の得意なこと、できることなどについて話してみるのも楽しそうですね。

▼市居みかさんのインタビューはこちら
「物語の世界を持つことで、大人も子どもも、人生が倍、楽しくなるはず!」
※引用箇所は後編に掲載

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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