イチ押し絵本情報

きょうだいへの読み聞かせで絵本をどう選ぶ?(絵本子育て相談室 Vol.485)

2024年4月12日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 きょうだいへの読み聞かせで絵本をどう選ぶ?

<今回のご相談>
もうすぐ5歳の女の子と2歳4か月の男の子のママです。上の子も下の子も絵本が好きなのはいいのですが、最近それぞれ読んでほしい絵本が違うので、どの絵本を読むかでもめることが多く、困っています。一緒に楽しめる絵本があればいいのですが…。どんな風に絵本を選んであげるのがいいでしょうか。

 それぞれのリクエストに応じてあげて

同じ家で育つきょうだいとは言え、それぞれ好みは出てくるものですよね。読んでほしい絵本も違ってきて当然と言えば当然です。ママとパパで分担できれば一番ですが、そうもいかない場合もあることでしょう。そんな時の選び方をご提案します。

まず1冊目は、きょうだい一緒に楽しめる絵本を。「ジャムまみれと水浸しと泥だらけだったら、どれがいい?」などと究極の選択を迫る『ねえ、どれがいい?』や、「行ってみたいのは海?山?それともジャングル?」など、ページいっぱいに描かれた絵の中から自分の答えを選ぶ『えらぶえほん』は、家族みんなで「これ!」「こっち!」と指をさして盛り上がること間違いなし。

『とこちゃんはどこ』のような絵探しの絵本に挑戦してみたり、『さわってごらん! ふしぎなふしぎなまほうの木』のような、触って遊べる参加型絵本もおすすめです。

2冊目は、下のお子さんのリクエストの絵本を。上のお子さんには一緒に聞いてもらいます。そして3冊目に、上のお子さんのリクエストの絵本。下のお子さんが飽きて聞いていなかったとしても大目に見て、上のお子さんのために読んであげましょう。

自分のリクエストを聞いてもらえた、という満足感や、自分のために読んでくれている、という充足感はとても大事なので、1冊ずつでも、それぞれのリクエストに応じてあげられるといいですね。時には「今日はママのリクエストの絵本も読もう!」と、ご自身の好きな絵本を選んでみるのもありだと思いますよ。

『まるまるまるのほん』は、大人も子どもも一緒に楽しめるインタラクティブ絵本。指で押して、こすって、クリックして、本をゆすって、傾けて…指示通りにアクションを起こしてからページをめくると、「まる」が増えていたり、色が変わったり、位置が変わったりと、アクションに合わせて絵が変わっていきます。1冊目に読む絵本として、おすすめですよ!

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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