絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
4歳になったばかりの男の子のママです。子どもがきちんとごはんを食べてくれなくて悩んでいます。ごはんまで待てずにおやつを食べてしまい、ごはんがあまり食べられず、また次の食事前におやつを食べてしまう、という悪循環に陥っています…。ちゃんと栄養がある食事を取らないといけないことを教えてくれる絵本はありませんか?
おやつは子どもも大人も大好き(笑)。加えて一度にたくさん食べられない子どもにとって、足りない栄養を補う「補食」の意味もあります。でも、それが食事のリズムを崩してしまっては困ってしまいますよね。例えば保育園に「おやつタイム」があるように、おうちでもお菓子の時間や量を決めてはどうでしょうか?最初からおやつを含めて考えたら、一日の食事のリズムも崩れにくいかもしれませんね。
さて、子どもにきちんと食事で栄養をとる大切さを伝えるなら、ぜひ絵本を活用してくださいね。栄養の話は抽象的になりがちですが、絵本なら子どもにもわかりやすく、さらに楽しく教えてくれますよ。
まずは楽しく(!?)はらぺこになりましょう。『はらぺこさん』なら、はらぺこになる理由も、その大切さも、体に食事という燃料が必要なことも、面白く教えてくれます。
もし戦隊ものが好きなら、『ヘルシーせんたい ダイズレンジャー』が気に入るはず。大豆の栄養のすばらしさ、多彩さを、ユーモアたっぷりに教えてくれます。イソフラボーン♪
ロングセラー『たべもののたび』は、食べ物を食べて消化吸収して栄養を取り入れ、排泄するまでの流れを「食べ物たちが体を旅する」と例えたお話。見えないもののお話を、手に取るように子どもたちに届けてくれる、かこさとしさんならではのお話です。
『たべる たべる たべること』は、「食べる」ということが人生に深くかかわっていることを伝えてくれます。くり返し「たべる たべる たべること」と聞いていくうちに、じんわりと心に沁み込んでいきますよ。
「人の体は、食べたものでできている」という、相談者さんがお子さんに一番伝えたい事かなと思われるメッセージが込められているのが『いのちのたべもの』。食事と栄養、そして「いのちをいただく」というところまでを過不足なく伝えてくれる良作です。スナック菓子はあまり栄養がないという話も、絵本から伝えてもらえると、子どもたちも聞く気になるかな?
ご紹介した絵本が、お子さんの元気で楽しい食事を支えてくれますように!
(回答:ミーテ編集部・アッコ)
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