イチ押し絵本情報

教えて! 絵本作家さん(33)読み聞かせの楽しさ(絵本子育て相談室 Vol.445)

2023年6月30日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 教えて! 絵本作家さん(33)読み聞かせの楽しさ

ミーテ会員の皆さんからの相談が多いテーマについて、絵本作家さんのインタビューから抜粋してお答えします。今回のテーマは「読み聞かせの楽しさ」。『ぎょうざのひ』『おならおばけ』などでおなじみの絵本作家かとうまふみさんのインタビューをのぞいてみましょう。

 子どもの反応がうれしくて

子どもへの絵本の読み聞かせ、楽しんでいますか。絵本を見ている子どもだけ楽しんでいて、読み手は義務感にかられてただ読むだけ…なんて、つまらないし、それだと読み聞かせを続けていくのがしんどくなってしまいますよね。

絵本の読み聞かせを毎日続けている人は、読み聞かせの楽しさをどんなところに感じているのでしょうか。絵本作家かとうまふみさんはインタビューの中で、「親子一緒に読むというのは、自分ひとりで読むのとこんなに違うのか」と驚いたとおっしゃっています。

「絵本をつくるときも声を出して読んではいたんですが、息子のために読むとなると、全然違うんですよね。より伝わるように、より楽しんでもらえるようにと思うせいか、自然と感情を込めて読むようになっていたんです」

思いを込めて読むと、その分だけ子どもからも反応が返ってくるものです。同じ絵本でも声色や声の強弱など、読み方を変えるだけで、全然違う反応が返ってくることもありますし、思いも寄らないような反応に驚かされることもあるでしょう。

子どもの反応こそ、読み聞かせの醍醐味。読み聞かせる側の皆さんも、「今日はどんな反応が返ってくるかな?」とワクワクしながら楽しみましょう。

こちらは、かとうまふみさんの新作絵本。みんなと葉っぱの数が違うことを気にするよつばの子が、ありのままの自分を好きになっていくお話です。やさしく淡いタッチの絵で、ふんわりあたたかい気持ちになれますよ。

▼かとうまふみさんのインタビューはこちら
「親になって知った一緒に読むことの楽しさ」
(読み聞かせについてのお話は、後編に掲載)

(回答:ミーテ編集部・スージー)


ページトップへ

無料会員登録後は、過去の「絵本子育て相談室」など、
様々な絵本情報が読み放題!
ぜひミーテにご登録ください♪