絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
3歳1か月の女の子のママです。娘はおばあちゃんの漬けた梅干しが大好きです。すっぱくてしょっぱくて真っ赤な相当手ごわい梅干しですが、田舎に行くたびに大きな瓶から出してもらっては、すごい顔をしながら食べています。せっかくなので、梅干しを漬けるってどんなものなのかを教えてあげたいなと思っています。いい絵本はありませんか?
すっぱくてしょっぱくて真っ赤…。読んだだけで口がすっぱくなってきました。おいしいんでしょうね~。さて、ちょうど梅の実の収穫時期でもあるので、梅干しづくりを始めとした「梅仕事」について書かれた絵本などをご紹介しますね。
まずおすすめしたいのが、『うめぼしさん』。梅の花が咲くところから始まって、梅干しをつくる過程を一つひとつ、歌うような言葉とともに教えてくれます。緑から赤に変化するうめぼしさんがかわいいのです。
もしおばあちゃんと一緒に梅干しを漬ける予定なら、『とらばあちゃんのうめしごと』をどうぞ。孫がおばあちゃんと一緒に、梅の収穫から梅干しをつくるお話で、こちらもすっぱい梅干しです。『梅干しの絵本』は、梅干しづくりのコツや様々な梅干しのつくり方、歴史などが紹介されています。これ一冊で梅干し博士になれますよ。
梅干しはおばあちゃんにお任せして、『はじめての梅しごと 梅シロップをつくろう』を参考に、梅シロップをつくってみるのもいいかも。実を洗って砂糖と一緒に漬けこむというシンプルな工程だから、子どもでも失敗知らず。暑くなる頃には冷たい梅ジュースが飲めますよ。
「みんな大好き! おにぎりの絵本」でご紹介した絵本には、おいしそうな梅干しおにぎりがたくさん登場しています。合わせてどうぞ。
最初にご紹介した『うめぼしさん』は、梅干しづくりのハウツーだけではないのがおすすめポイント。工程を丁寧に紹介しつつ、それを神沢利子さんが歌いかけるような文章で紹介。ましませつこさんの切り絵を基調とした和風の絵も梅干しのイメージにぴったりで、読み聞かせしていて楽しい一冊です。娘さんが一層梅干しが好きになること請け合いですよ。
(回答:ミーテ編集部・アッコ)
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