スペシャルインタビュー

木佐彩子さんに聞きました!

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親しみやすく明るい笑顔でおなじみの人気アナウンサー、木佐彩子さん。一児の母としてキャリアを積み重ね、夫である元プロ野球選手、石井一久さんのメジャー挑戦にともない、アメリカでの育児も経験してきました。そんな木佐さんが語る読み聞かせの魅力とは?

木佐 彩子さん

木佐 彩子(きさ あやこ)

1971年生まれ。小2から中2までアメリカ・カリフォルニアで過ごす。フジテレビのアナウンサーとしてスポーツ番組や報道番組などを担当。現在はフリーアナウンサーとしてCMにも出演するなど、各種メディアで活躍中。
木佐彩子ののほほんブログ http://www.ayakokisa.com/

おだやかな気持ちで眠りにつくために

私の小さい頃は好きな本を何度も読む子どもだったようです。覚えているのは『ぐりとぐら』ですね。母から歌ってもらった童謡は『赤い靴』かな。ちょっと悲しいうたなんですけど。夜はそんな母のうたを聴きながら、私は母の耳たぶを触って眠りについていました。

私がそうやって寝ていたことを覚えているので、実際自分が母親になって子どもを寝かしつける時は、何か“安心”を子どもに与えようと意識していました。たとえそれまでケンカをしていたとしても、園や学校に送り出す「いってらっしゃい」の時と眠る前くらいは、おだやかに…と。

GOODNIGHT MOON

▲マーガレット・ワイズ・ブラウン作、クレメント・ハード絵『GOODNIGHT MOON』

息子が生まれてすぐ、夫のメジャーリーグ移籍にともなってアメリカに生活の拠点を移したため、息子が年中くらいまで、家族一緒に海外で暮らすことになりました。アメリカの絵本はとくに「韻」を重視しているものが多くて、『GOODNIGHT MOON』とか、「Dr.Seuss」シリーズとかを喜んで読んでいました。日本の絵本だと、『からすのパンやさん』『めがねうさぎ』は、私も息子も大好きな絵本です。

自分のペースで、無理をしない!

読み聞かせはいつもだいたい3冊くらい、寝かしつけの時に。本の中でも大好きなページがあって、すぐそこをめくりたがったり、早く寝てほしい時にさりげなく2~3ページ飛ばして読んだら怒られたり(笑)。

でも、大きくなるにつれて、文章以外の部分も語りかけてましたよ。同じ絵本でも月齢や年齢によって違う読み方ができるところが読み聞かせの面白いところだと思います。もちろん、ママに余裕がある時じゃないとじっくりとは取り組めないと思うので、それはそれぞれのペースで進めていけばいいのではないでしょうか。無理すると続かないですから。

自分に合う“オリジナルな子育て”を

子どもは絵本を通して初めて言葉を知ったりするんですよね。きっと言葉がわからないほど想像するんだと思います。インターネットで検索したら何でもわかる時代です。想像することなく答えを出してしまいがちだけど、だからこそ子ども時代はゆっくり想像する時間を大事にしてほしいと思いますね。

読み聞かせは親子のほっこりタイム。仕事をしているとなかなかわが子と24時間べったりすることは難しい。だけど読み聞かせをすると、その時は親子でつながっている気がするんです。忙しいママは子どもと一緒にいられる時間を濃いものにできればいいんじゃないかな。それにはもってこいだと思うんです、読み聞かせは。

私もまだまだ母親としては未熟で、「皆さんと一緒にがんばりましょう」の立場です。子育てって本当に長いですよね。縁あってわが子のママになったわけだから、気をラクにして子育てに向き合いたいと思っています。がんばりすぎてギスギスになるなら、一晩お茶碗を洗ってないけど、ニコニコしているママのほうがいいのかなぁって。

私も色々悩んだけど、一周まわってシンプルになりました。それは悩んだ時期があったからこそなんだと、今ふり返るとそう思います。育児の情報はいいとこ取りをして、自分に合う“オリジナルな子育て”を目指したいですね。

スペシャルインタビューはまだまだ続きます。

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