今回のインタビューにご登場いただくのは、タレント、ミュージシャン、デザイナー、声優など、さまざまなジャンルで活躍中の千秋さんです。アニメ版『ノン タンといっしょ』で主題歌とノンタン役の声優を務めたこともある千秋さんは、絵本が大好き! 仕事、子育て、おしゃれなど、千秋さん流の楽しい毎日が生き生きとつづられたブログは、子育てママにも人気です。今回は、千秋さんならではの絵本選びや子育てのコツなどについて伺いました。
10月26日、千葉県生まれ。2003年に長女を出産。タレント、ミュージシャンとしての活動のほか、自らのブランド『チロル社』や『Ribbon Casket』のデザイナーや、アニメ『ドラえもん』(TV朝日系)のドラミ役の声優としても活躍中。著書に『いろはに こんぺいとう』(宝島社)、『千秋のラララ 幼稚園おべんと日記』(主婦の友社)、『Little Party 千秋のおもてなし&子育てBOOK』(祥伝社)などある。
公式ブログ「苺同盟」http://ameblo.jp/chiaki-777/
絵本は家にいっぱいあります。どちらかというと海外の絵本が多いかな。海外に行くと本屋さんに立ち寄って、気に入った絵本があれば買ってくるんです。お気に入りの絵本は「Dr.Seuss(ドクタースース)」のシリーズ。色づかいがかわいくて。アメリカで買ったので文章は英語なんですけど、英語のまま読むわけでも日本語に訳して読むわけでもなくて、ニュアンスで読んでます。絵本の雰囲気をそのまま楽しめばいいかなって。
絵本を選ぶときの決め手は、絵がかわいいかどうか。「ノンタン」シリーズとか『こねこのピッチ』とか、私が子どもの頃に読んでいた絵本も読んだし、昔から推薦されているような絵本もひと通り見たり読んだりしたけど、それ以外の絵本を買うときは、お話よりもまず絵を見て、絵のタッチや色づかいが気に入った絵本だけ買ってます。
絵本は教育のためのもの、という風にはあんまり思ってなくて、アートを楽しむつもりで見てるんです。だから、きれいな絵が何ページもあるとうれしいかな。飾っておきたくなっちゃうような絵本、いっぱいありますよ。
今年、小学校に入学したんですけど、今もときどき一緒に絵本を読んでます。私と娘の絵本の好みは結構似てるけど、娘はやっぱりお話がおもしろいものが好きみたい。最近は、『長くつ下のピッピ』を買って読んでます。
娘はよく、きれいな絵本を真似して描いてるんですね。絵本を“読む”だけじゃなくて“つくる”ことにはまってて、自分でつくろうとしてるみたいで。いろんな絵本を見るのは刺激にもなるはずだから、そういう意味でもこれからもたくさん絵本を見せてあげたいなって思ってます。
おもちゃはあんまり買わないようにしてます。ひとつの遊びしかできないようなおもちゃは特に。代わりに自分でおもちゃを作るんです。
こういう遊びをしたいっていうのがあったら、そのためにはどういう風にしたらいいか、何もないところから考える。最初はうまく作れなくても、また別の方法でチャレンジして。私はほとんど手伝わないんです。そうすると、自分でいろいろ考えて工夫するようになるから。作るために必要な画用紙とか厚紙とかは、いつもちゃんと揃えておくようにしてます。
娘には、自分で考えて自分で行動できる、自主性のある子になって欲しいって思ってるので、小さいうちからできるだけ自分で考えて決めさせるようにしてました。そのせいかわからないけど、今はおもちゃ以外のことでも、普段からひとつ先ふたつ先のことを自分で考えて行動できる子になったかな。そういうのって、今後の人生でもすごく役立つと思う。仕事とか恋愛とか、いろんな人間関係においても、何でも自分で考えて行動して欲しいなって思ってます。
子育てについては、あんまり悩まないようにしています。私ができることは、子どもの環境を整えてあげること。あとは元気に成長して、大人になったら自分のやりたいことを自分で見つけて進んでいってくれればいいかなって。そんな感じだから、子育てで悩んだことってないんです。
子育てって大変!って悩んでるママも多いみたいだけど、必要以上に子どもに期待したり、「こうじゃないといけない」「こういうのはよくない」っていろんな情報を取り入れすぎちゃったりすると、余計悩んじゃうと思うんです。子育てってやってみないとわからないことだらけだから、やってみて間違えたと思ったら、その時点で直せばそれでいい。あれこれ考えすぎずに試行錯誤しながらやれば、もっと子育てが楽しくなると思います。
● 衣装協力:fafa http://www.fa-fa.co.uk/
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