スペシャルインタビュー

ましませつこさんに聞きました! 第3話<全4話>

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今回は、『あがりめさがりめ』などのわらべうた絵本や『ママだいすき』などでおなじみの絵本作家・ましませつこさんがご登場。伝統的な色彩や形の美しさと現代的なセンスが合わさったあたたかな絵は、どうやって生み出されてきたのでしょうか? 山形での子ども時代や「わらべうた」との出合い、まど・みちおさんとの思い出、制作エピソードなどを、季節の花が咲く素敵なご自宅で伺いました。4週連続でお届けします。

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ましませつこさん

ましま せつこ

1937年、山形県鶴岡市生まれ。広告デザインの仕事の後、子どもの本を手掛けるようになる。『わらべうた』でデビュー。主な作品に『うめぼしさんのうた』(以上、福音館書店)、『ママ だいすき』(作:まど・みちお)、『あがりめさがりめ』、『ととけっこう よがあけた』(案:こばやしえみこ、以上こぐま社)など。最新刊は、『うめぼしさん』(作:かんざわとしこ、こぐま社)。

『ママだいすき』は、子どもがかんだり、なめたり!?

『ママだいすき』

▲人も動物も、子ども達はみんなママが大好き。オッパイ飲んだり、抱っこしてもらったり…『ママだいすき』(作:まど・みちお、こぐま社)

『ママだいすき』は、最初は自分の子どものために遊びで、スケッチブックに描いていたものなの。それを福音館書店の方が見て「絵本にしよう」って。言葉は書けないと言ったら、詩の本を数冊渡されて、その中にまど・みちおさんの詩集があったの。その時はどんな方だかわからなくて、でもこの詩は面白いと思ったの。後で「ぞうさん」の作者で、私の父と同い年だと知って驚いたわ。でも、まどさんが私の絵を「おもしろいねぇ」って言ってくださったのよね。

この本は、うちの子どもがかじって、角が取れちゃったのよ(笑) 1歳くらいだったかしらね。絶版になってこぐま社で出す時も、編集の方が「子どもが、猫のお母さんが子どもをなめるシーンをなめるから、ページがくっついちゃった」なんて言ってくれてね。子どもが好きなんでしょうね。こぐま社のものは、絵を貼り絵にして全部新しくしています。表紙も、まどさんだからぞうさんにしたのね。

続編の『ねぇ あそぼ』が出る時は、まどさんから「遊ぶ本つくりませんか?」ってこぐま社に電話が来たの。お会いしたら、ご自分の老いの話を面白おかしくなさって、肝心な話にならないのね(笑) こちらから水を向けたら、「ぞうさんも水をシューって遊ぶでしょう、花も遊ぶしね、星も遊ぶんですよ」と不思議なことをおっしゃるの! ただその時「子どもの本は怖いですよ、子どもが初めて聞く言葉ですからね」っておっしゃったの。詩人って、言葉に対する思いがすごいなと思ったわ。

息子たちは怖い話が大好き!

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ましませつこさんのインタビューはまだまだ続きます。

『かいじゅうたちのいるところ』

▲お母さんに怒られ寝室に閉じ込められたマックス。でも部屋はいつの間にか森や海になり…。『かいじゅうたちのいるところ』(作・絵:モーリス・センダック、訳:じんぐうてるお、冨山房)

うちは息子がふたりなんだけれど、昼間は忙しいからね、夜寝る時に絵本を読んであげていたわ。『かいじゅうたちのいるところ』って本があるでしょう? 水の中から怪獣が出てくるページがあって、何回も読んで知っているのに、そばで読んでいると、だんだん体を固くしていくのがわかるの。それでも、それが面白くて何回も読んでとせがむんですものね。

それから『おしいれのぼうけん』。怖いの好きね、男の子って。ねずみばあさんが怖くて! 私たちの寝室と子ども部屋は別だったんだけれど、夜中に目が覚めて思い出しちゃったんでしょうね。タッタッタッと足音がして私の布団にもぐりこんでくるのね。昔の暗い家ならわかるけれど、この明るい家で何が怖いんだろうと思ったけれど、怖いんだね。

私は絵本をつくり始めてからは、子どもの反応も見たいし、自分も読みたいから、いつも読んであげていたわね。上の子は、途中まで行くと空想しちゃって、自分で何だかんだ言いながら行っちゃう子だったね。下の子は何でも読むようになった。うちから出ていく時ものすごい本の山で、「こんなにお小遣いあげたかなぁ?」と思うくらい本があったわね。

ましませつこさんのインタビューはまだまだ続きます。

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