スペシャルインタビュー

工藤ノリコさんに聞きました! 第2話<全4話>

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今回は、『ピヨピヨスーパーマーケット』や「ペンギンきょうだい」シリーズなどの絵本でおなじみの絵本作家・工藤ノリコさんがご登場。子ども時代の思い出や人気作の制作エピソードなど、たっぷりとお話しいただきました。子どもだけでなく大人の心をも魅了する楽しい絵本の数々は、どのようにして生まれたのでしょうか? 4週連続でお届けします。

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工藤ノリコさん

工藤 ノリコ(くどう のりこ)

1970年、神奈川県生まれ。女子美術短期大学卒業。絵本作家、漫画家。主な絵本作品に「センシュちゃんとウオットちゃん」シリーズ(小学館)、「ピヨピヨ」シリーズ(佼成出版社)、「ペンギンきょうだい」シリーズ(ブロンズ新社)、「ノラネコぐんだん」シリーズ(白泉社)、漫画作品に「ワンワンちゃん」シリーズ(白泉社)などがある。
オフィシャルWEBサイト「buch(ブーフ)」 http://www.buch.jp/

商品をたくさん描き込んだ『ピヨピヨスーパーマーケット』

ピヨピヨスーパーマーケット

▲今日はお母さんと一緒にスーパーでお買い物。頭の中は、ほしいお菓子でいっぱいですが…。『ピヨピヨスーパーマーケット』(佼成出版社)

『ピヨピヨスーパーマーケット』は、その時の担当編集さんの提案がきっかけで生まれた絵本です。子育て真っ最中だったその方が、働いているお母さんでもおうちにいるお母さんでも、親子で必ず行く場所がスーパーだから…とアイデアをくださったんです。私の過去の作品を見て、ヒヨコがいいんじゃないかということになり、「スーパー×ヒヨコ」で絵本をつくりました。

絵本はだいたい32ページで構成されるんですが、あの絵本の場合、見開きふたつ分、ページ数が少ないんですね。その関係で、あまり複雑なことをしようとするとわかりにくくなってしまうので、絵で見て納得してもらえるようにしようと思って…商品をたくさん描き込んだのは、そのためです。ちゃんとスーパーらしくないと面白くなりませんからね。

担当編集さんが取材を手配してくれたので、その時にスーパーを徹底的に観察、写真もたくさん撮らせてもらって、それをもとに描きました。ピヨピヨ達以外にもいろんな親子が登場するので、絵をじっくり見て楽しんでもらえたらうれしいですね。

できるだけ体験してから描く

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工藤ノリコさんのインタビューはまだまだ続きます。

『ピヨピヨ はじめてのキャンプ』

▲人気の「ピヨピヨ」シリーズ第5弾『ピヨピヨ はじめてのキャンプ』(佼成出版社)。家族でキャンプに出かけたくなる絵本です

「ピヨピヨ」シリーズの最新刊『ピヨピヨ はじめてのキャンプ』の時は、山奥に住んでいる友だちのところでテントを張らせてもらって、キャンプを体験してから描きました。ここ数年キャンプをしていなかったので、描く前に一度やっておきたいなって思ったんです。

絵本を描く際には、絵本の中のキャラクター達がすることを、できるだけ自分でも体験してから描くようにしています。もちろん、できることとできないことがあるので、体験なしで描くこともあるんですけど、体験した上で描く方が、自分の中から自然に出てくるというか…頭で想像しただけで描くと上辺だけになってしまう気がするので、それを避けるためにも、体験することが大事かなと。その方が描いてても面白いですしね。

『ピヨピヨ はじめてのキャンプ』は、取材での体験だけではなくて、子どもの時のキャンプの思い出とか、近所でピクニックした時のこととか、そういったものを全部ひっくるめて描いていきました。絵本を読みながら、まるでキャンプに行ったかのような楽しい気分になってくれたらと思っています。

工藤ノリコさんのインタビューはまだまだ続きます。

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