ミーテでは子育てママ・パパの会員を対象に「みんなでつくろう!ご家庭での読み聞かせアンケート2012」を実施いたしました。
2000人を超えるミーテ会員の皆さんから寄せられた絵本読み聞かせのアイデアや工夫、嬉しかったエピソード、絵本子育ての効果など、調査結果をご報告します。
≪みんなでつくろう!ご家庭での読み聞かせアンケート2012 調査概要≫
●調査方法 |
絵本子育てサイト「ミーテ」会員のWEBアンケート(PCおよび携帯) |
●調査期間 |
2012年9月4日(火)~9月18日(火) |
●調査対象 |
ミーテサービス利用者約30万人 |
●回答数 |
2110件 |
●回答者属性 |
ママ(97.2%) パパ(1.9%) その他(0.9%) |
【お子様の年齢層】 |
~0歳6ヵ月(19.3%) 0歳7ヵ月~1歳0ヵ月(14.2%)
1歳1ヵ月~2歳0ヵ月(15.9%) 2歳1ヵ月~3歳0ヵ月(13.8%)
3歳1ヵ月~4歳0ヵ月(12.6%) 4歳1ヵ月~5歳0ヵ月(9.8%)
5歳1ヵ月~6歳0ヵ月(6.8%) 6歳1ヵ月以上(7.6%) |
【お子様の性別】 |
男の子(51.1%) 女の子(48.9%) |
【家族構成】 |
核家族(84.2%) 祖父母と同居(13.7%) それ以外(2.1%) |
年齢 |
人数 |
割合 |
胎教から |
340名 |
16.1% |
0歳1ヵ月~0歳6ヵ月 |
1094名 |
51.9% |
0歳7ヵ月~1歳0ヵ月 |
409名 |
19.4% |
1歳1ヵ月~1歳6ヵ月 |
125名 |
5.9% |
1歳7ヵ月~2歳0ヵ月 |
45名 |
2.1% |
3歳~ |
29名 |
1.4% |
4歳以上~ |
9名 |
0.4% |
合計 |
2110名 |
100% |
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- お腹の赤ちゃんに優しく語りかける、優しい一面に感動
赤ちゃんが産まれてくる時期に、それにちなんだ絵本を読んだことがあります。すると上の子は、「赤ちゃんここにいるね!いい子いい子」と優しくお腹に話しかけていました。なかなか見えないものを理解させるには難しい年齢だったように思いましたが、絵本を通して客観的に理解できたことに驚き、子どもの優しい一面に感動しました。(1歳6ヵ月 男の子のママ)
- お友だちに優しく接する娘の行動に、私も周りのママも驚き!
娘が一歳半の頃。絵本には泣いてしまう子どもが登場しますよね。その度に「○○ちゃん泣いちゃったね。よしよししてあげないとね」と娘と一緒に絵をなでなでしていました。ある日一緒に遊んでいたお友だちが泣いてしまった時、娘が私のハンカチを取って、お友だちのところへ走っていき、涙を拭いてよしよしと頭をなでてあげていたのです。私も周りのママもびっくり!絵本を通じて優しい子に育っているんだな〜と、とても嬉しくなりました。(2歳 女の子のママ)
- 泣いてばっかりだった娘が、笑顔で幼稚園に通えるように
3月生まれでまわりに比べると幼い娘です。4月から幼稚園に通いだし、毎日泣きながら通っていたところ、本屋で見つけた『ようちえんいやや』の絵本。読み聞かせた後、「みんな同じ気持ちなんだね」とお話した次の日から、泣かずに通うことができています。あんなに毎日泣いていたのに、絵本の最後でみんな笑顔なのが、効果的だったようです。それと「泣いてもいいんだよ」と絵本を読み聞かせながら親子で話せたことも、よかったと思います。(3歳6ヵ月 女の子のママ)
- 「ママに読んであげる」と頑張っている姿に感動
3歳でひらがなが読めるようになり、赤ちゃんの頃に購入した絵本の文字を、ゆっくりですが、たどりながら一人で最後まで読めるようになりました。「たくさんの絵本をママに読んであげる」と頑張っている姿が、とても愛おしいです。読み聞かせを頑張ってきてよかったと思います。(3歳6ヵ月 女の子のママ)
- 絵本で覚えた“あいさつ”の姿がとってもカワイイ!
『ごあいさつあそび』という絵本で、「トントントン、こんにちは」という文章のくり返しがあり、何度も読んでいるうちに、「トントントン」と言うと頭を下げるようになりました。お客さんが来た時やよそを訪問した時に、にっこりと頭を下げるしぐさを見た時には感動しました。(0歳10ヵ月 女の子のママ)
- 手作りのきんぎょでお風呂が大好きに
お風呂に入るのが嫌だった時期があったのですが、『きんぎょがにげた』のきんぎょを作ってお風呂場の壁に貼ると、お風呂に入るのが楽しみになったようです。(1歳8ヵ月 女の子のママ)
- 絵本の内容と実物を結びつけられるようになった
食事中、くだものや野菜が出てくる絵本を指さして、今自分が食べている食材と一緒だと伝えてきました。スーパーでも同様のことがありました。モノの名前をたくさん覚え、くり返すことで、言葉で言えるようになって嬉しかったです。(1歳8ヵ月 女の子のママ)
- 野菜嫌いが絵本のおかげで大好きになった
野菜嫌いだったのですが、野菜がたくさん出てくる絵本を読んでから、お食事の時に「○○ちゃん(絵本に出てくる)のニンジンだよ」と言うと食べてくれるようになり、今では野菜が大好きになりました。あの手この手で食べさせようとしていたのに、思わず嬉し泣きでした。(2歳1ヵ月 男の子のママ)
- 成長とともに絵本に対する反応に変化が現れた
少し前は無反応だった絵本が、時間を置いて再度読んでみると、全然違う反応をすることに驚きました。たとえば『きんぎょがにげた』は最初全く関心をもたなかったのに、1歳2ヵ月になると、金魚をちゃんと指させるようになりました。『おつきさまこんばんは』や『はらぺこあおむし』の“泣く”場面では、一度読んだだけで「えーん」と泣くまねをします。「よく聞いて覚えているなあ」と関心しました。(1歳3ヵ月 男の子のママ)
- 読み聞かせは「意味がない」と思っていたところ…
はじめは読み聞かせをしても「意味がない」と思っていたのですが、間違っていました。楽しい絵が出てくると、声を出して笑ったり、自らページをめくったり。子どもの成長を感じるようになりました。自分から「読んで」ともってきて、ニコニコ笑顔で一緒に見てくれるので、とても嬉しかったです。(1歳5ヵ月 女の子のママ)
- 同じ絵本でも年齢なりの楽しみ方があることがわかった
『にらめっこしましょ』のようなしかけ絵本はもう子どもっぽいかなと思って見ていると、「一緒にやろうよ」と子どもが言い出したので、絵本を囲んでにらめっこをしました。とても楽しかったです。赤ちゃんの頃は、ページをめくることを期待していただけなのに、同じ本でもその年齢なりに楽しみ方があるのだなと思いました。(3歳10ヵ月 男の子のママ)
- ひとりで絵本を読みはじめた時はびっくり!
読み聞かせを早くからはじめたことで、親子で共通のバックグラウンドができました。たとえば、お散歩していても、「これって絵本で見たね」などの会話が増えました。絵本のせりふの言い回しのジョークもかわせるようになりました。2歳になり、ひとりで絵本を読みはじめた時はホントにびっくり!今となってはパパに読み聞かせをしてあげる姿がとてもかわいらしいです。(4歳6ヵ月 男の子のママ)
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何でも口に入れてしまい、なかなか絵本が読めない時は?
そのつど、子どもに言い聞かせています
何でも口に入れる時期なので、絵本を噛むこと、ぐしゃぐしゃにしようとすることには悩みました。「絵本は口に入れるものじゃなくて、読むものだよ」とそのつど、言い聞かせています。まだ口に入れる時もありますが、先日じっとお座りしてページをめくっていた姿を見て、子どもの成長を感じました。(0歳8ヵ月 女の子のママ)
絵本を破ってしまうし、もう少し大きくならないと読み聞かせは無理かな?
最初は大変でしたが、読み聞かせで子どもの成長を実感!
読み聞かせをはじめた頃は絵本をぐちゃぐちゃに破ったり、口に入れたりで、もう少し大きくなってからしようかなと思ったこともあったのですが、そのうち寝る前になると、自分から絵本を取って、私の膝の上に座るようになりました。ストーリーを覚えてマネするようになり、今では絵本棚を片づけるようにまでなりました。(2歳1ヵ月 男の子のママ)
絵本は静かに読むものと思っていますが、子どもが退屈そうなんです
絵本が遊び道具だということに気づきました
お父さんが読み聞かせをする時は、文字に合わせて絵本をゆらしたり、動かしたりすることも。子どもが楽しそうにしている様子を見て、絵本は静かに読むだけじゃないことに気づきました。今では一緒に遊びながら、絵本を読み聞かせています。(1歳6ヵ月 男の子のママ)
文章が長いと、子どもが最後まで聞かず、次のページをめくってしまって困る時は?
読み方にこだわらず、子どもの絵本への興味を大切しています
はじめて読む、文章の長い絵本の時、読み終わる前にページをめくってしまっていました。だから、しばらくは子どものペースでめくらせていて、文章を最後まで読むことにこだわらず、絵に興味をもてば、絵に対するコメントをしながら読み進めました。何回かくり返すうちに、最後まで文章を聞けるようになりました。(2歳4ヵ月 男の子のママ)
絵本好きなのは嬉しいけど、何冊も読んでとせがむので大変です!
「絵本は3冊まで」というルールを決めました
1回の読み聞かせで山のように本を持って来ると、正直大変だと感じます。ただ、子どもも集中力が3冊ぐらいで切れてくるので、2~3冊が一度に読む限度だと思い、「絵本は3冊まで」というルールを決めました。(3歳2ヵ月 女の子のママ)
ストーリーは無視、ページ順はバラバラ、こんな読み聞かせでもいいのかな?
「読み方にこだわらなくてもいい」というアドバイスに助けられました
一時期、絵本のページの先が気になるのか、先ばかり急いで追ったり、気に入らないページがあるのか、「ここまでしか読まなくていい」とストーリーを無視した読み方をせがまれたりして、悩んだことがありました。でも、「読み方にはあまりこだわらなくていい」というアドバイスをもらったことで気にしなくなり、いつの間にか普通に読むようになりました。(4歳6ヵ月 男の子のママ)
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- 最後まで読み切るようにしています
途中で飽きてしまって本から目をそらせたり、別の場所へ行こうとしても途中でやめず、最後まで読み切るようにしています。本を見ていなくても、耳ではしっかり私の声を聞いているようです。(0歳10ヵ月 男の子のママ)
- お話に合わせてやりとりを楽しみながら読む
子どもに話しかけるように読んでいます。話に合わせて、子どものほっぺや体をつついたりしながら読むこともあり、絵本に出てくる動物や物を指さして覚えてもらえるようにしています。(1歳6ヵ月 男の子のママ)
- 絵本通りに読まないのもコツ
お話と関係ない絵に興味を持ったら、その絵についてお話を作ったりします。かなり絵本通りには読んでいないのですが、同じ絵本でも長く楽しめます。(2歳8ヵ月 男の子のママ)
- 一緒に読むことで飽きないように
私が一方的に読んで聞かせるだけでなく、簡単な単語やせりふは途中で子どもに読ませるようにしています。聞くだけでなく一緒に読むことで飽きないようにしています。(4歳 女の子のママ)
- まずはわかりやすい内容の絵本からスタート
まだ4ヵ月で絵本の意味はわからないと思うので、名前や色を覚えられるような、短めで簡単な絵本の読み聞かせをしています。自分が子どもの頃に好きだった「こぐまちゃん」シリーズも、機嫌がいい時は読み聞かせています。(0歳5ヵ月 女の子のママ)
- 図書館を上手に活用
定期的に図書館に行って、半分は新しい本、もう半分は娘の反応が良かった本を借りるなどして、メリハリをつけています。(1歳11ヵ月 女の子のママ)
- その日の天気や行動に合わせた絵本選び
その日の天気によって、雨の日は「雨ふり」がテーマの絵本を選んだり、スーパーに買い物に行った後は、野菜の絵本を読んだりと、実生活にリンクさせながら読むようにしています。(1歳11ヵ月 男の子のママ)
- 読み方と読む絵本を時間帯で分ける
昼間に読み聞かせる時は、元気ハツラツ子どものテンションも上がるように読みますが、夜寝る前はちょっと静かに、ママの声が響く感じで読み聞かせるなど、読み方、読む絵本を時間によって分けたりしています。(3歳1ヵ月 男の子のママ)
- その日にあった出来事にそった内容の絵本を読む
寝る前に読み聞かせをする場合が多いので、その日にあった出来事にそった内容の絵本が手元にあれば、そちらを優先して読むようにしています。(4歳10ヵ月 男の子のママ)
- 赤ちゃんの読み聞かせは目線を意識して
子どもが今どこに興味があるのか、目線などを見ています。生活の中で、絵本に出てくるフレーズや子どもが興味を示したものを見た時には声をかけるようにしています。(0歳3ヵ月 女の子のママ)
- 興味のあるジャンルをトコトン掘り下げる
子どもの関心をとらえ、興味のあるジャンルに焦点を絞り、トコトン掘り下げていきたいと思っています。徹底的に追求し、掘り下げれば、それは全てにつながり、心の安定にもつながると信じています。(1歳8ヵ月 男の子のママ)
- 子どもが「自分で選ぶ」ことを大切に
もともと、子どもは絵本の読み聞かせが好きなので、1日1回は必ず読んでと言います。こちらから押しつけると集中して読まないことが多いです。(3歳2ヵ月 女の子のママ)
- ページめくりは子どものペースで
子どものペースでページをめくるようにしています。読み終わったページでも絵を見て何か語ったりすることが多いので、本人が次のページに進む気になるまでつきあうようにしています。(4歳1ヵ月 女の子のママ)
- 読み聞かせに集中できる雰囲気づくりを
生まれて間もない弟がいますが、一緒に読み聞かせに参加できるように二人に向けて読んだり、保育園でしている読み聞かせ前の歌を歌ったりして、読み聞かせに集中するきっかけづくりを取り入れています。(4歳6ヵ月 女の子のママ)
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内容 |
子どもとの関わりのバロメーター
自分がどのくらい子どもに関われているか、ちょっとしたバロメーターになっています。読み聞かせが少ない日が続いた時には、「あまり遊んであげていないな」とちょっと反省して、家事を後回しにして子どもと接する時間をもつように心がけています。(0歳5ヵ月 男の子のママ) |
読み直したい絵本をチェック
図書館で借りた本も記録しているので、「ちょっと早すぎたかな…」という絵本を記録しておいて、成長した際に思い出して、また読ませたいと思っています。子どもの反応を記録することで、読み進めるごとに反応が変わることにも気づけました。(0歳8ヵ月 女の子のパパ) |
育児記録は実用面でも何かと便利!
生まれてから、その日の様子や発した言葉を記録しています。「ワンワン」と言っていたのが、いつ頃から「犬」と言えるようになったとか、子どもの様子を振り返るのにとても役立ち、育児が大変な時に見ると、イライラが収まります。実用的な面からは、市の定期健診の事前問診票に「いつ頃から○○できるようになりましたか?」などの質問に記入する際にとても役立ちます。(1歳2ヵ月 男の子のママ) |
子どもの成長を実感することが多くなる
少し前のことを振り返った時に、「この頃はこういう絵本が好きだった」とか、「こういう遊びがブームだった」とすぐに思い出せるので、成長を実感することが多くなりました。また、図書館で借りた絵本はすぐにタイトルを忘れてしまうので、記録しておくと購入する時の参考になります。(1歳3ヵ月 男の子のママ) |
子育てに自信がもてるように
日々の慌ただしさの中では、数日、数ヵ月前のことまで忘れてしまうので、思い出すのに本当に役立ちます。後輩ママの相談を受けた時に、「うちの子はどうだったっけ?」と振り返ってアドバイスもできるので、記録をつけていてよかったと思います。過去の記録を見るたびに、自分の子どもの成長をとても感じられて、子育てに少し自信がもてるようになりました。(1歳8ヵ月 男の子のママ) |
母からの記録の贈り物をわが子にも
あっという間に成長していくので、時々読み返すことで今の成長をしっかりと感じられます。気持ちを立て直す時にも役立ちます。私自身が母の記録を読んで、とても嬉しかったので、子どもが将来読んで、きっと素晴らしい宝物になると思います。(2歳1ヵ月 女の子のママ) |
二度とない瞬間をまとめた貴重な宝物
1歳から2歳までの1年間、語彙がどのように増えていったかを、すべて記録しました。自己満足にすぎないけれど、二度とないこの瞬間を頑張ってまとめたことは、貴重な宝物になったし、これからも可能な限り、続けていくつもりです。(2歳7ヵ月 男の子のママ) |
子どもをより観察できて、今必要なものが見えてくる
読み聞かせの記録をつけていて、その合計数がふえてくると、なんだか達成感があります。子育ての記録をつけようという思いがあると、子どものことをより観察して、そこから今、子どもには何が必要なのかが見えてくるので、日記は子育てにとても役立っています。(3歳9ヵ月 男の子のママ) |
平日なかなか子どもと会えない主人のために
平日、主人はなかなか子どもと顔を合わせられる時間がないので、私が記録したものを仕事の合間に見てもらっています。毎日の子どものことを知ってもらえるので、続けています。(4歳1ヵ月 女の子のママ) |
子どもが喜ぶ絵本の傾向がわかるように
読み聞かせの記録をつけていることで、子どもが喜ぶ絵本の傾向がよくわかります。同じような絵本ばかり読んでいることにも気づき、図書館で今までとは違ういろんな絵本を選ぶことができるようになりました。第2子が産まれてからは「上の子はどうだったかな」と見返す機会ができ、「はじめて○○ができた」なども思い出せたり、「大きくなったなぁ」と嬉しく思えるようになりました。(5歳 男の子のママ) |