赤ちゃん絵本を楽しもう!

Vol.33 『だっだぁー』作者・ナムーラミチヨさんインタビュー

Vol.33 『だっだぁー』作者・ナムーラミチヨさんインタビュー

赤ちゃんとの絵本の時間を楽しみたい、すべての方へ。選りすぐりの赤ちゃん絵本の誕生秘話や、作家さん・編集者さんが絵本に込めた思いを伺いました。赤ちゃん絵本を楽しむヒントが詰まったインタビュー、今回はナムーラミチヨさんにご登場いただきます。

喃語の赤ちゃんと絵本を通じて“共感”

『だっだぁー』は、私の孫が生まれたばかりの頃につくった絵本です。自分が今までクリエイターとしてやってきた勉強や赤ちゃんへの思いを、全部込めた作品がつくれたらと思ってトライしたら、それを見事に読者の皆さんが受け止めてくださいました。

目指したのは、赤ちゃんと共感しあえる絵本。お母さんが「ワンワンワンワンッ!」なんて犬の鳴きマネをすると、赤ちゃんは喜ぶでしょう。そんなシンプルな共感がこの絵本の原点になっています。ストーリーはなくて、ことばは「だっだぁー」「ぎーじ」「ほっほー」といった擬音語だけ。だから好きなページから見ればいいんです。お気に入りのページを見つけるというのは、本の楽しみ方の原点ですよね。

カラー粘土で立体感のあるキャラクターをつくったのも、工夫した点のひとつです。赤ちゃんはいろいろなものに触ったり、口に入れたりして、様々な感触を感じとるでしょう。そういう時期の子には、思わず触りたくなるようなものがいいだろうなと思って。絵よりもこういう立体感のあるものの方が、赤ちゃんはじーっと見るんですよね。

粘土は生ものなので、ひびが入ったり色がにじんだりしないように、密閉容器に入れてスタジオに持参し、撮影しました。当時はフィルムカメラで撮影していたので、色合いや陰影、質感など、独特の味わいのある絵ができあがって満足しています。

擬音語のやりとりで心が通じ合う

赤ちゃんのいる生活って、オムツを替えたりおっぱいあげたり、寝かしつけたりと、休む暇もないじゃないですか。離乳食を食べ始めたら、服もテーブルもべったべたになるし…(苦笑) だからお母さんもきれいごとなんて言ってないで、一緒になってもっと弾けたらいいんじゃないかなと。『だっだぁー』には、そんな願いも込めています。

大事なのは、教えてあげる、読んであげる…とかではなく、変なことば、変な声、変な顔を、喃語の赤ちゃんと同じ次元で一緒に楽しむということ。お母さんお父さんが弾けると、子どもも乗ってきますからね。

最初から最後までその通りに読む必要はないんです。むしろ、読むと思っちゃだめ(笑) 遊ぶための絵本ですからね。絵本を見ながら大人が顔マネをすると、その顔を見て子どもが笑うし、笑っている子どもを見てまた大人も笑顔になる。擬音語でのやりとりは無意味なようでいて、意外と心は通じ合うんです。

絵本を通じて親子で笑いあう時間というのは、間違いなく、かけがえのないひとときだと思います。ぜひ楽しんでくださいね。

ミーテ プレゼント情報

だっころりん

ナムーラミチヨさんの絵本『だっころりん』直筆サインを入れていただきました!
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応募期間
2月12日(火)~2月25日(月)

プロフィール

ナムーラミチヨ

1948年、横浜市生まれ。ポエトリー・ブック・アーティスト。俳人。商業誌の企画デザイン、イラストなどの経験を活かし、2006年から絵本作家としての活動を開始。主な絵本、児童書に『だっだぁー』『だっころりん』(主婦の友社)、フランス語版『dadaaa』『hi hi ha ha ha』(L'ecole des Loisirs)、『ころころとんとん』『おぱっけ~』(フレーベル館)、『からだドックンドックン…』(赤ちゃんとママ社)、『人のからだのなぜ?』『生き物のなぜ?』(偕成社)などがある。書肆まひまひ株式会社代表。


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