イチ押し絵本情報

次々と模様が変わる、夢のワンピース(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.15)

2015年2月5日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 次々と模様が変わる、夢のワンピース

今回ご紹介する絵本は、西巻茅子さんの人気作『わたしのワンピース』。1969年の刊行以来、たくさんの子ども達から支持されてきたロングセラーです。

空から落ちてきた真っ白いきれで、うさぎさんがワンピースをつくりました。それを着てお花畑を散歩すると、ワンピースは花模様に。雨が降ってくると、水玉模様に。ワンピースの柄が次々と変わっていきます。

ワンピースが草の実模様になると、その実を小鳥が食べに来て、小鳥模様のワンピースは、空を飛んで虹の模様に! こんな夢のようなワンピースがあったら…と、子ども達は瞳をキラキラと輝かせることでしょう。

わたしのワンピース

この絵本の刊行当時、絵本と言えば、名作や民話に絵をつけたストーリーで見せる作品が中心でした。「私が絵本をつくるなら、絵が引っ張っていくものにしたい」― 西巻茅子さんはそんな思いで、『わたしのワンピース』をつくられたそうです。

「ミシン カタカタ」「ラララン ロロロン」といったリズミカルな言葉の繰り返しは、口に出して読んでみると、とても心地よく響きます。西巻さんはこの文章を「本をめくっていく時の伴奏みたいな文」とおっしゃっています。

<ミーテ会員さんのお声>
最近、毎日ワンピースを着ている娘。着るたびに「ラララン ロロロン」と歌います。『わたしのワンピース』も毎日のように読み聞かせ。一番好きなのは水玉模様のワンピースだとか。最近雨が多いからかな?(2歳7か月の女の子のママ)

「次はどんな模様になるかな?」というワクワク感は、女の子だけでなく、男の子の心も惹きつけます。この絵本でおしゃれに目覚める子もいるかもしれませんね♪

▼西巻茅子さんのインタビューはこちら
「子どものときの感覚で絵を描いていきたい」


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