毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。
今回ご紹介する絵本は、西巻茅子さんの人気作『わたしのワンピース』。1969年の刊行以来、たくさんの子ども達から支持されてきたロングセラーです。
空から落ちてきた真っ白いきれで、うさぎさんがワンピースをつくりました。それを着てお花畑を散歩すると、ワンピースは花模様に。雨が降ってくると、水玉模様に。ワンピースの柄が次々と変わっていきます。
ワンピースが草の実模様になると、その実を小鳥が食べに来て、小鳥模様のワンピースは、空を飛んで虹の模様に! こんな夢のようなワンピースがあったら…と、子ども達は瞳をキラキラと輝かせることでしょう。
この絵本の刊行当時、絵本と言えば、名作や民話に絵をつけたストーリーで見せる作品が中心でした。「私が絵本をつくるなら、絵が引っ張っていくものにしたい」― 西巻茅子さんはそんな思いで、『わたしのワンピース』をつくられたそうです。
「ミシン カタカタ」「ラララン ロロロン」といったリズミカルな言葉の繰り返しは、口に出して読んでみると、とても心地よく響きます。西巻さんはこの文章を「本をめくっていく時の伴奏みたいな文」とおっしゃっています。
<ミーテ会員さんのお声>
最近、毎日ワンピースを着ている娘。着るたびに「ラララン ロロロン」と歌います。『わたしのワンピース』も毎日のように読み聞かせ。一番好きなのは水玉模様のワンピースだとか。最近雨が多いからかな?(2歳7か月の女の子のママ)
「次はどんな模様になるかな?」というワクワク感は、女の子だけでなく、男の子の心も惹きつけます。この絵本でおしゃれに目覚める子もいるかもしれませんね♪
▼西巻茅子さんのインタビューはこちら
「子どものときの感覚で絵を描いていきたい」
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