今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!
たかおゆうこさんの絵本『ちいさなふたりの いえさがし』が出版されました。2020年3月に月刊絵本「こどものとも」で刊行された作品のハードカバーです。
大きなくるみの木の下の、くるみの家に、小さなおじいさんとおばあさんが住んでいました。ある朝、ふたりが川に水を汲みに出かけていると、その間に大きなひょうが降ってきて、くるみの家が粉々に。ふたりは新しい家を求めて、旅に出かけました。
甘いジャムが毎日食べられるいちごの家や、広くてひんやりいい気持ちのすいかの家など、子どもたちがワクワクするような果物の家が次々と登場する、すてきなお話です。
<担当編集者からのコメント>
「10年以上あたためてきたアイデアがあるんです」
初めて作者のたかおゆうこさんにお会いした時、たかおさんがそう言って、この絵本の原案を見せてくださいました。果物が次々と家になっていく展開に心が躍り、どんな困難でも前向きに解決していくふたりの生き方に深く共感し、「これはきっと面白い絵本になる!」とその場で確信したものです。
くるみの木に実がなるように、長い時間をかけてじっくりつくった絵本です。たくさんの子どもたちに楽しんでもらえますように。
たかおさんは、同じくくるみを題材に『くるみのなかには』という絵本も出されています。こちらにも、くるみの家に住む小さなおじいさんとおばあさんが登場しますよ。
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