絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
ミーテ会員の皆さんからの相談が多いテーマについて、絵本作家さんのインタビューから抜粋してお答えします。今回のテーマは、「想像力の育て方って?」。『めっきらもっきら どおんどん』や累計220万部超の「おれたち、ともだち!」シリーズなどでおなじみの絵本作家・降矢ななさんのインタビューをのぞいてみましょう。
幼稚園・保育園での人間関係から、学校での勉強、将来の仕事に至るまで、近年、より重要性が語られるようになってきた「想像力」。絵本は想像力を育むのによさそうとは思うものの、どんな絵本をどのように読めばいいのか…悩みは尽きません。
ロングセラー絵本『めっきらもっきら どおんどん』などでおなじみの降矢ななさんは、「絵本を楽しむうちに、自然と想像力が身につく」とミーテカフェインタビューで語っています。絵本はテレビや動画と違って、自分でめくらないと先に進まないし、中の絵も動かないので、ページをめくりながら1枚の絵を自分の頭の中で動かして、次のページにつなげるという作業が必要。これが想像力を育むというわけです。
画家のお母さまと絵本編集者の叔母さまの影響で絵本に囲まれて育ち、お子さんにも意識的にたくさん絵本を読んであげてきたという降矢さんがおっしゃると、説得力が増しますね!
特に降矢さんの作品は、『まゆとおに』では文章には登場しないキツネがいつもまゆのそばに描かれていたり、「おれたち、ともだち!」シリーズでのキツネの衣装が次々と変わったりと、あちこちに遊びが隠されているのが魅力のひとつ。メインの物語はもちろん、遊びの部分も含めて、絵本の世界でいくらでも楽しませてくれる、そんな懐深い作品は、特に想像力を育むのではないでしょうか。
同じように「遊び」がいっぱいしかけてある絵本として『バムとケロのにちようび』のシリーズや、鈴木のりたけさんの『ねるじかん』などもおすすめです。我が子は想像力上級者だなぁと感じたら、『がたごと がたごと』や『Michi』などの字のない絵本もぜひ。様々な絵本を読んで想像を羽ばたかせてくださいね。
降矢さんが絵を手がけられた作品の中でも、絵本の世界でたっぷりと遊ばせてくれそうなのが、ロングセラー絵本の『きょだいな きょだいな』。子どもたちの想像力次第で、もっともっと絵本の世界が広がりそうな一冊ですよ。
▼降矢ななさんのインタビューはこちら
「子どもは必ず見つけてくれる 絵本の中に潜んだ“遊び”」
(回答:ミーテ編集部・アッコ)
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