イチ押し絵本情報

「たぶんぶた」動物尽くしのユーモア回文絵本(新刊絵本のご紹介 Vol.421)

2023年1月16日

今回は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 「たぶんぶた」動物尽くしのユーモア回文絵本

本村亜美さんの文、高畠純さんの絵による絵本『どうぶつどっちからよんでも たぶんぶた』が出版されました。

見開き

「かばか」「さいさ」「たぶんぶた」!? 思わずクスッと笑ってしまう、どっちから読んでも同じ言葉になる回文の絵本です。

シリーズ第3弾の今回のお題は「どうぶつ」。シンプルで潔く短い本村さんの文と、ユーモラスで雄弁な高畠さんの絵によって、軽快で楽しい回文の世界が伝わってきますよ。

<作者(文)・本村亜美さんからのコメント>
『どうぶつどっちからよんでも たぶんぶた』は、できるだけ少ない文字数で楽しめる回文にしたいと思い考えました。過去の回文ワークショップの際、みなさん最初は難しい顔をされてますが短いものから作り始めると、すぐにどんどん長いものが作れるようになりました。この絵本をきっかけに身近な文字で言葉遊びを楽しんでほしいです。

そして、絵がつくことでとても面白い絵本になりました。『たぶんぶた』を思いついた時はどんな絵になるのか想像できなかったのですが、高畠純先生の絵を見た時、思わず吹き出してしまいました。どっちからよんでも、ぜひ楽しんでください。

<作者(絵)・高畠純さんからのコメント>
亜美さんとの回文は、3冊め。「さりげなく」が大事で、今回はまた「短く」が加わる。「短い回文のほうが難しい」、と亜美さん。それでもやってくれました、いろいろと。

「きつね はねつき」「このこ どこのこ」なんて、一見、回文とは思えない自然さ。「たぶん ぶた」「つる ワルツ」「ばく おくば」…、亜美さん紡ぐいっぱいの回文の中から、あれこれチョイスしながら構成、絵を付けるのは楽しい作業。言葉と絵の合体、おもしろ絵本ができました。

こんなに短くて、何より楽し気な回文が並んでいると、「自分にも作れるかも」と思えますよね。ぜひ子どもと一緒にチャレンジしてみては。

▼高畠純さんのインタビューはこちら
「絵をじっくり見れば絵本はもっと楽しくなる」


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