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学校で「種から育ててみよう」という宿題が出て、主人公の「ぼく」は、家の近くに新しくできた「たねや」の扉を恐る恐る開けてみます。お店のおじいさんに薦められ、「おたのしみ 話のたね」と書かれた不思議な形の種を買って帰り、「たねたん」と名付けて育て始めますが…。さて、種はどんな風に育つでしょうか?
不思議な種を育てる中で「ぼく」が感じるワクワクやドキドキ、モヤモヤに、子育てとの共通点を感じる大人も多いことでしょう。やさしく繊細なタッチで描かれた絵も魅力的な一冊です。
<作者・スギヤマカナヨさんからのコメント>
「育てる」と「育む」は同じ漢字で、どちらも人や生き物、植物が成長するために世話をし、手助けをするという意味があります。でも語源で見ると「育む」は「羽包む」。親鳥が雛を羽で包む様からきています。せっせと餌を運ぶだけでなく、おおらかに、でも繊細に心を配りながら安心できる場所であることを感じます。そうありたい!と息子への小言を封印しつつ、「おおらかに見守る」自身の忍耐も日々、育て育んでおります!
スギヤマカナヨさんはこの絵本をつくるにあたって、実際に「ぼく」と同じ「話のたね」を植えて育てたのだとか。「話のたね」が何の種だったのかは、絵本を見てご確認くださいね。
▼スギヤマカナヨさんのインタビューはこちら
「読み聞かせで積み重なる“懐かしい”という気持ち」
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