イチ押し絵本情報

「おやすみなさい」の時間に読む絵本(新刊絵本のご紹介 Vol.348)

2021年8月9日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 「おやすみなさい」の時間に読む絵本

スギヤマカナヨさんの絵本『おやすみとおはようのあいだ』が出版されました。

見開き

「おやすみなさい」
ふとんに入って目をつむると、ぼくの体はふわっと浮かんで…。一面の花畑、オーロラのカーテン、ふわふわのしろくま雲など、あたたかで穏やかな世界が、子どもを安らかな眠りに誘います。

おやすみ前にぴったりの、気持ちを落ち着けてくれる一冊です。

<作者・スギヤマカナヨさんからのコメント>
息子は小さい時、寝る前に読む本は楽しくて幸せなものにこだわりました。その気持ちにくるまって眠りにつきたかったのでしょう。そんな絵本をつくりたいと思いました。できることなら、読んでもらう子も一人で読む子も、すべての子にそう感じてもらえるような。だから親の姿も食べ物も出てきません。

どの子も雲の感触や、あしたのもとがはじける音を感じる手段は「想像」です。「すべての子に」にこだわると、思いは希釈されますが、やさしく背中をトントンとしてくれるような、そんな絵本になれればいいなぁと思います。

この絵本の原画は、窓ガラスに描いてサッと消せるように開発された「キットパス」という画材で描かれているそうです。幻想的なイメージと軽やかな擬音語が心地よく、大人の心もリラックスさせてくれますよ。

▼スギヤマカナヨさんのインタビューはこちら
「読み聞かせで積み重なる“懐かしい”という気持ち」
赤ちゃん絵本を楽しもう!『おふねにのって』に込めた思い


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