イチ押し絵本情報

あの人気作家も少年時代はドジだった!?(新刊絵本のご紹介 Vol.117)

2017年2月6日

毎週月曜日は、注目&話題の新刊情報をご紹介していきます!

 あの人気作家も少年時代はドジだった!?

『100かいだてのいえ』などの絵本でおなじみの岩井俊雄さんの新作『ぼく、ドジオ。』が出版されました(本体1300円+税、小学館)。

見開き

鬼ごっこすればすぐ転ぶし、跳び箱には顔から激突。プールでは飛び込みに失敗して、あごをひと針縫う大怪我をしてしまう。そんなトシオのことを、お姉ちゃん達は「ドジオ」と呼んでからかいます。

「どうしてぼくはこんなにドジなんだろう」と嘆くトシオ。でもある日、ほしかった工作の本を買ってもらって…。

絵本作家だけでなく、クリエイターとしても様々な活躍をされている岩井俊雄さんが、ご自身の少年時代を描いた自伝的ストーリー。

<作者・岩井俊雄さんからのコメント>
小さい頃の僕は、本当にドジで気が弱く、情けない子どもでした。でもいつの頃からか、絵や工作に自信をつけて、創作を仕事とする道をめざすようになりました。そのきっかけって何だったんだろう?と改めて思い返しながら描いたのがこの物語です。

この絵本を描くうちに、当時の自分の気持ちだけでなく、ドジな息子を心配し悩む両親の気持ちもわかった気がしました。子どもの視点と親の視点、両方でこの絵本を楽しんでいただけたらうれしいです。

ドジなトシオに共感する子を大いに励ます、すがすがしいラスト。「うちの子もドジばかりで…」と心配するママパパも、人気作家の岩井さんにもこんな少年時代があったと知れば、大いに勇気づけられることでしょう。

巻末には、お話の中に登場する凧の設計図も。親子でつくってみるのも楽しいですよ!

▼岩井俊雄さんのインタビューはこちら
「制約の中でこそ、新しいアイデアを」

すうじかるた100かいだてのいえ

★おまけの岩井俊雄さん情報★
人気絵本をかるたにした『すうじかるた100かいだてのいえ』が発売されました。絵札と読み札がそれぞれ100階分! 絵本の世界がさらに広がって、100までの数字も遊びながら覚えられます。読み札にも絵がついていて、数字がまだわからない子でも楽しめる工夫も。かるた以外に、数字を使ったゲームもいろいろ遊べます。

▼詳細はこちら(偕成社WEBサイトへ)
大人気絵本がかるたに!『すうじかるた100かいだてのいえ』


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