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コンビニで、お菓子を100円分買ったことをきっかけに、お金に興味をもったぼく。100円ショップでは、スポンジもフライパンも100円だったけど、よそのお店なら100円で何が買えるかな? ぼくとお母さんは、商店街を探検してみることにした。名付けて“100円たんけん”!
豚肉と牛肉では100円で買える量が違う。ピーマンなら5個買えるけど、トマトは1個しか買えない…子ども達にとって身近な値段「100円」で買えるものを比べながら、お金の役割やものの値打ちについて、考えるきっかけとなる一冊です。
<作者・中川ひろたかさんからのコメント>
ぼくは昔「りんごの木こどもクラブ」の教室で、実際に子ども達と一緒に“10円たんけん”をやっていました。商店街を「〇〇を、10円分ください」と言って歩くのです。
むきえびなら2匹、かりんとうなら3個…同じ10円でこんなにも数や量が違うんだと、子ども達は知ります。そこから、ものの「価値」に気づきます。ぼく達は、そのものがその値段に見合った「価値」があるのかを判断しながら、ものを買っています。それは、とりもなおさず、経済の基本です。
この絵本も、値段のついたひとつの商品。値段に見合った内容かどうかは、読者の皆さんの判断にゆだねられています。きびしい~!
絵本を見終わると、子どもはすぐにでも100円玉を握って探検に出かけたくなることでしょう。お金の価値を知る絶好の機会です。さっそく出かけてみましょう!
▼中川ひろたかさんのインタビューはこちら
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