イチ押し絵本情報

絵本で落語に親しもう!(季節のイチ押し絵本 Vol.83)

2016年5月31日

毎週火曜日は、季節にぴったりのおすすめ絵本をご紹介します。

 絵本で落語に親しもう!

6月5日は「らく(6)ご(5)」の語呂合わせで、落語の日だそうです。子連れで寄席に行くのはなかなか難しいですが、絵本なら家にいながらにして、すぐにでも落語を楽しめますよ♪

あるところに、それは長い名前の男の子がおりました。その子の名前は「寿限無 寿限無、五刧のすりきれ、海砂利水魚の…」。有名な落語と工藤ノリコさんの絵のかけ合わせが楽しい絵本。『声に出して読みたい日本語』の齋藤孝さんによる「声にだすことばえほん」シリーズの一冊です。

長屋の若い衆が集まって、嫌いなものの話で盛り上がります。ヘビ、クモ、コウモリなどと言い合っていたのですが、松つぁんが嫌いなものはなんと、まんじゅうとのこと。そこでみんなは松つぁんを震え上がらせてやろうと、まんじゅうを買いに走りますが…。

綱渡りの最中にバランスを崩し、命を落としてしまった軽業師のそうべえは、冥土へ行く途中で出会った歯抜き師、医者、山伏と一緒に地獄へ送られてしまいます。そこで彼らは針の山や熱湯の釜に投げ込まれますが…。上方落語の「地獄八景亡者戯」を題材にした、スケールの大きな落語絵本です。


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