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「ぼくってなんのとりえもない」とため息をつく男の子は、「鎧のような立派な皮があっていいなぁ」とサイを羨ましがります。ところがそれを聞いたサイは、「とんでもない」。皮が重いから力が必要で、そのためにたくさん食べなきゃならなくて、大変なのです。サイは、身軽に跳ね回るウサギを羨ましがりますが…。
他にもクジラやキリン、ライオンなどが登場して、それぞれの悩みを告白。周囲が羨む長所のようなところも、実は本人にとっては悩みの種だということが判明します。みんな違って、みんな大変! でも、そんな毎日の中にも、好きなことや楽しいことがあるよね、というメッセージを、迫力の絵とユーモアで描いた一冊です。
<担当編集者さんからのコメント>
実は、この中でウサギの絵が一番最初にありました。そのウサギが「何か言っているような気がする」と鈴木のりたけさんが思ったのが、この絵本づくりの始まりです。
今回も、鈴木さんの遊び心がたっぷり。最後におまけの絵探し(「しまうまは何匹隠れていたか?」など)や間違い探し(「男の子の部屋の前後で変わっているところは?」など)もついていて、すみずみまで楽しめる絵本になっています。
隣の芝は青く見えるもの。大人でもハッとさせられるような深いテーマではありますが、絵の中には鈴木のりたけさんならではのユーモアが満載。じっくり見て、あちこちに潜む細かな“遊び”を楽しんでくださいね♪
現在アリス館では、「とんでもない大賞」を募集中。家族の「とんでもないこと」を短い文章にして送ると、毎月1名の入賞作品に鈴木のりたけさんがオリジナルの絵をつけ、入賞者にプレゼントします。応募期間は2016年8月31日まで(当日消印有効)。
▼アリス館「35周年特別企画とんでもない大賞大募集!」
http://www.alicekan.com/special/tondemonai/
▼鈴木のりたけさんのインタビューはこちら
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