イチ押し絵本情報

うんちから知る、自然の摂理(ロングセラー&名作ピックアップ Vol.33)

2015年6月11日

毎週木曜日は、ママ世代にとっても懐かしい、世代を超えたロングセラー&名作絵本をご紹介します。

 うんちから知る、自然の摂理

今回ご紹介するのは、五味太郎さんの人気絵本『みんなうんち』です。1977年に月刊絵本「かがくのとも」の一冊として刊行され、1981年に「かがくのとも傑作集」としてハードカバーで出版されました。発行部数110万部のミリオンセラーで、アメリカ、イギリス、韓国、台湾などでも翻訳出版されています。

描かれているのは、様々な動物のうんち。「おおきなぞう」と「ちいさなねずみ」のうんちのサイズ比較から始まって、うんちをする時のスタイルやうんちをする場所、後始末をするかしないかなど、「うんち」にまつわるあれやこれやがユーモアを交えて描かれています。

しましまぐるぐる

注目したいのは、それぞれのうんちの違い。サイズ、形、色、硬さ、においなど、動物によって多種多様であることがよくわかります。そしてもちろん、人間も登場。大人、子ども、赤ちゃんがうんちをする姿が紹介されています。

食べるから、うんちをする…それは動物も人間も同じこと。当たり前の自然の摂理を楽しく学ぶことができる絵本です。

<ミーテ会員さんのお声>
読む前は「科学の本とは大袈裟な…」と思っていたけど、読むとなるほどです! 動物達の色んなうんち、おしりの位置、排泄場所や後始末など、こうして比較すると大人でも「へぇ~」と思うところがあります。 2歳の息子は、まだ嫌がったり面白がったりせず、純粋に真剣に目を向けているので、読み聞かせるのにもちょうどいい時期でした。(2歳2か月の男の子のママ)

五味太郎さんならではの、鮮やかな色合いと独創的な絵も大きな魅力。絵本の中で明かされていない「へびのおしり」と「くじらのうんち」についてはぜひ、親子一緒に図書館などで調べてみましょう!

▼五味太郎さんのインタビューはこちら
「おもしろいから絵本にする、ただそれだけ」


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