絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
3歳8か月の男の子のママです。思い通りにならないときや叱った後に、子どもから「ママきらい!」と言われます。本気ではないとわかっていても、やはり傷ついてしまいます。どう受け止めればよいのでしょうか。
「きらい」と言われると、胸がきゅっとしますよね。本気ではないと思いながらも、言葉の強さに戸惑ってしまうこともあるでしょう。
でも、子どもの「きらい」は、その瞬間の大きな気持ちがあふれた言葉であることが少なくありません。くやしい、悲しい、わかってほしい。そんな思いが、短い言葉になって飛び出しているのかもしれません。
まずは「きらい」という気持ちに向き合ってみるのはどうでしょう。『きらいさきらい』は、「アイスクリームは暑いのも寒いのもきらい」など、様々なものの「きらい」とその理由を教えてくれる絵本。「きらい」の奥には、あまのじゃくな気持ちも隠れているのかも?「どうしてママがきらいなの?」と対話するきっかけにもなりそうです。
毎回叱った後に「ママきらい!」と言うようであれば、叱り方を考え直してみるのもひとつの手です。『おかあさんは おこりんぼうせいじん』は、お母さんはおこりんぼう星人に乗っ取られているんじゃないか…というユーモアたっぷりのお話。ポイントはお話の最後、怒っている側のお母さんの気持ちが語られた後の、ハグ。きちんと愛情が伝わっていれば、子どもの「きらい!」という気持ちも和らぐのではないでしょうか。
『ぼく おかあさんのこと…』は、2000年の発売以来、フランス、オランダで絵本賞を受賞するなど、海外でも高く評価されてきたベストセラー絵本。「ぼく、お母さんのことキライ。日曜日の朝はいつまでも寝てるし、すぐ怒るし、早くしなさいって言うし…」と、序盤からお母さんへの不満が爆発しますが、お母さんへの本当の気持ちもじわりとにじみ出てきて…。
赤ちゃんの頃は「ママだいすき」がすべてだったのに、ほんの少し複雑になってきた心。「ママきらい!」は子どもの成長の証でもあります。言葉通りに受け取りすぎず、その奥にある気持ちにそっと目を向けてみてはいかがでしょうか。
(回答:ミーテ編集部・スージー)