イチ押し絵本情報

爪をかまないようにするには?(絵本子育て相談室 Vol.583)

2026年3月13日

絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。

 爪をかまないようにするには?

<今回のご相談>
5歳2か月の男の子のパパです。子どもがよく爪をかんでいます。気づくたびに声をかけるのですが、なかなかやめられません。無意識のようにも見えますし、強く注意するのも違う気がして…。どう関わればよいのでしょうか?

 あせらずに、小さな積み重ねと変化をよく見て

爪をかむしぐさが続くと、少し気になりますよね。衛生面も気になりますし、「癖になってしまうのでは」と心配にもなります。

爪かみは、退屈なときや緊張しているとき、何かに集中しているときなど、無意識に出ることもあります。まずは、「どうしてかな?」と少し立ち止まってみるのもひとつ。やめさせることだけに目を向けるより、その子の気持ちに目を向けてみると、見え方が少し変わることもあります。

『りゆうがあります』は、子どもの言い訳をユーモラスに描いた一冊です。主人公の男の子いわく、爪をかむのは「大人には聞こえない音を出してゴミ捨て場のカラスを追い払っているから」。男の子は他にも鼻をほじる、貧乏揺すりをするといった様々な癖について、奇想天外な“理由”を話します。思わず笑ってしまうような“理由”ばかりですが、癖について話し合うきっかけになるかもしれません。

また、『つめのおていれ』のように、爪を大切にする視点をやさしく伝えてくれる絵本もあります。爪の役目や特徴、切り方、洗い方などのお手入れ、爪のトラブルまで、わかりやすく解説してくれる一冊です。叱る代わりに、「きれいにしてみようか」と声をかけながら読むと、お手入れの時間が前向きなものに変わることもあります。

リアルな絵の迫力に少しドキッとさせられる『つめのくに』は、爪をかむ癖がやめられず、爪に顔を描いた女の子が「つめのくに」に連れて行かれるというお話。ユーモラスなお話を通じて自然に、自分の爪を見つめ直すきっかけに意識が向くことでしょう。

すぐにぴたりとやめられなくても大丈夫。あせらずに、できたときは「きれいだね」と伝えてみる。小さな積み重ねが、少しずつ変化につながっていくかもしれません。

(回答:ミーテ編集部・スージー)


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