絵本や読み聞かせにまつわる皆さんからのご質問に、ミーテ編集部の現役子育てママライターが週替わりでお答えします!
☆スージー(元・子供服メーカー勤務)
乗り物大好き、子鉄くんのママ。思い出の絵本は『がたごとがたごと』と『いろいろバス』。
☆アッコ(元・情報紙編集部勤務)
外遊び命、元気印の男の子のママ。ファーストブックは『くっついた』と『やさいさん』。
<今回のご相談>
4歳4か月の男の子のママです。お盆には親戚が祖父母の家に集まって、夜はそのまま子どもたちだけがお泊まりする恒例になっています。昨年は年上のお兄ちゃんたちにもっと遊んでほしくて「泊まる!」と言っていたのに結局私たちと家に帰りました(笑)。「今年は泊まる!」と言っていますが、やや不安な気持ちもあるようです。そんな息子の背中をそっと押してくれる絵本はありませんか?
慣れた祖父母の家、子どもたちがいて楽しい、毎年チャレンジのチャンスがある…と、「初めてのお泊まり」に挑戦するのにもってこいの状況ですね。もうあと一歩で自分で踏み出せそう。ご紹介する絵本でイメージトレーニングしてみてくださいね。
まずはお泊まり会の楽しさを詰め込んだ『うさこちゃんおとまりにいく』。たっぷり遊んで、一緒にお風呂、ちょっぴり夜更かし…最高のお泊まりですね。
『おじいちゃんちでおとまり』は、孫のお泊まりにおじいちゃんが奮闘するお話。おじいちゃんの話が面白すぎて、最初に感じていた不安もいつの間にか吹き飛びます。
お泊まりの際に大事な宝物を3つかばんに入れて持っていったのは、『ひとりでおとまりしたよるに』。夜に備えて、慣れ親しんだものを持っていくというのはいい手かもしれません。
また、『ひとりで おとまり』では、楽しさとともに不安な気持ちも繊細に丁寧に描かれています。そして不安を乗り越えた達成感、帰宅した時の安心感も。一晩の体験が子どもを成長させるんだなぁと、親の心にもしみる一冊です。
ちょっぴり不安な気持ちになるのは自分だけじゃない!そう思わせてくれるのが、『しまうまのズーはじめてのおとまり』。ひとりで寝るということは、おやすみのキスもおはようのキスもしてもらえないと気づいたズー。そこでパパとママは、ふたりがキスした紙がたっぷり詰まった「キスのかんかん」をもたせるという解決法を編み出してくれます。こんな風に、子どもの具体的な不安を聞き出して、解決法を一緒に考えるのもいいかもしれませんね。
今年こそは、「泊まる!」と自信をもって言えますように。
(回答:ミーテ編集部・アッコ)
無料会員登録後は、過去の「絵本子育て相談室」など、
様々な絵本情報が読み放題!
ぜひミーテにご登録ください♪